エアコンの工事(その2)

さて週末です.朝から雨模様ですが,雨の中ひとまず室外機との従来の配管を外し,室内で従来機の本体を外します.室外機の配管をはずすときはまず室外機のバルブを閉めてからでないと,全部冷媒が出てしまって環境にやさしくないのでここは気をつけなければいけません.実のところ私はあせるあまり忘れてしまうところでした.

配管やドレンを包んでいる保温材をカッタで切ってひん剥いたら,室内へつながる側もはずしてできるだけ壁に向かって垂直にします.電機配線も曲がりをできるだけ少なくして今度は室内へ移動.

室内の本体は壁につけられた板金のアダプタプレートに引っかかっているだけなので,本体を少し上に持ち上げ,はずします.このときあんまり上下左右にずらしすぎると壁にあけた穴が割れて拡がってしまうかもしれないので注意しましょう.私はちょっとずらしすぎて2cmばかり割れてしまいました.とほほほ.

配線についてはこの穴を通して室内に全部持ってくる必要はないと思いますので,根元から切ってしまいます.お次はアダプタプレートをとって壁をさっぱりさせます.で,興味があったので実際どれほどエアコンがずれていたかを実測しました.アダプタプレートの天井からの高さが左右でちょうど1cmずれていて,まあこれではずれが目立ってしまうわなと思わせるずれです.おそらくコンベックスでいい加減に計って左右の高さを決めたんでしょうけど,1cmのメモリを間違うなんてほんとうにお間抜けな工事をしてくれたもんです.

9年越しの感動に浸るのはここまでにして,壁を少しきれいにしておいたほうがよいでしょう.だってなかなか掃除できない壁です.掃除機でほこりなんかを取り除くとあら,なんて綺麗というか今まで如何に埃が引っ付いていたかがわかりますね.こんな壁にエアコンが着いていたらエアコンがいくら綺麗に掃除されていてもすぐに汚い空気がお部屋に充満してしまいます.ちょっと反省です.でもこの時点でかみさんの私を見る目といったらあきれてものが言えないといった顔.普段掃除できないところも掃除できたりしたんだからそんな目で見ないでよ〜.

さて,新しいエアコンのアダプタプレートをつけていきます.アダプタプレートは一応5点止めですが,それらの穴位置をアダプタプレートを水平に仮付けした状態でマークしていきます.軽くねじをねじ込み,プレートをつけ,中心のラインに沿ってウェイトを吊って水平を確認します.水平が確認できたら5つのねじを締めこんでいきます.今回はこれに加え,地震のときに落っこちてきたら怖いので3箇所ねじを開いている穴にねじ込みました.

さて,本体の取り付けです.その前に本体に4本の配線を取り付けます.取り付けるといってもホームセンターで買ってきた4心のケーブルのごつい銅線を口出しして色に合わせて端子にねじ込むだけです.このケーブルは本体を取り付ける前に穴から外に向かって出していきます.この時点ではラッキーにも雨が上がっていたので,安心して外にケーブルを出していくことができます.

さてある意味ここが一番の頑張りドコロ.脚立の上に乗って重い本体を担ぎあげ,配管類を穴から表に出しながらアダプタプレートに本体を引っ掛けます.引っ掛けます.引っ掛けま...す...いえね,これがぜんぜん引っかからないんですよ.結構な時間エアコンの本体を掲げあげながら作業したので途中スタミナが切れ掛かってしまって, ぜーぜーいってしまいました.が!なんとか両方とも引っ掛けることができ,ACコードもちゃんとした穴から通すことができて取り付け完了です.あ〜,しんど.

ここで本体の付き具合を確認です.ちゃんと水平についていることを確認してご満悦な私.久しぶりに部屋の中の平衡感覚が正常に戻ったようなそんな感じでなんだか健康体になったような気持ちになってきます.でもさっきの作業で相当疲労困憊です.今日はさっさと寝て明日に続きをやりましょう.

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