ドアホンの交換(その1)

ここ1年ほどドアホンの調子が悪く,こちらから外部への音声が伝わっていないことが多い様子.特に昼間の私のいないときに私宛の荷物が届くことが多く,それが更なるストレッサとなって荷物が届いた日にはかみさんの機嫌が最悪で,うちに帰ってから居心地が悪いこと悪いこと.それで一応何度か玄関の外側の子機のほうを分解して清掃したりテスターで導通を確認したりして,何度かはちゃんと使えるようになったのですが,どうも雨や結露の浸入が悪さをしているらしく,たびたび再発してしまいます.

まあそろそろ潮時かな?と思い,どのように対応するか考慮したわけですが,これまたうちのドアホンにはフレキシビリティがとことん欠けていることがわかりました.というのもまずその子機.メールボックスの一部に埋め込まれているような形になっているPanasonic製.この子機部分のみ交換ということでいろいろ探したのですが,ここにぴったりはまるような後継が見当たりません.まあ修理というのはかのうなんでしょうけど,同じものをつけてもまたダメになる可能性が高いですし,間違いなく新品よりは寿命は短いのに高額ということになるでしょう.かといってメールボックスごと交換ということだと,モルタルを一旦はつって取り外し,あたらしいメールボックスを入れ込んだ後でもモルタルを流して隙間を埋めるなど面倒.その上にメールボックスの値段を見てちょっと卒倒するほどに高いことが分かったもんで,それも却下.

室内に目を移してみると今度は親機のほうはボタンとマイク,スピーカーだけにしておけば良い物を,ご丁寧に電話のモジュラージャックが一体になっています.これはコードレス電話とかにドアホン機能がついていた頃の流行を踏襲しているのでしょうが,あいにくうちの電話はFAXを入れたときにそのドアホン機能はなくなってしまったので現在は使用していません.しかも今はこの室内側にモジュラージャックが一体になったモデルは皆無.したがってこの大きな面積を占有している室内側の親機も交換ということになりますが,これを撤去するにもモジュラージャックの差込口が別途必要になりますし,この親機は壁に埋め込みタイプであるがため,壁に大穴があいたのを塞ぐなど余計な手間がかかってしまいます.

さて,この親機と子機ですが,室内外でどのようにつながっているかというと,信号線と電源線をかねていると思われる2本のペアケーブルでつながっているのみです.まあ,音声だけなので電話の理論でこの2本でやり取りできるようになっているんでしょうね.で,ドアホンの工事に関しての情報を集め始めてみたのですが,どうもパナソニックのものであればテレビドアホンでもこのペアケーブルで室内外がつなげることができるようです.この室内外をつなぐケーブルというのが結構引きなおすと面倒なので流用できるかどうかが懸案であったのですが,どうやらそれが意外にも簡単に実現できそうなので,ここはやっぱりPanasonic製のものでテレビドアホンあたりがよさそうかな?ということでいろいろなモデルを物色していきます.

しかしモジュラージャックつきのモデルはやっぱり皆無で,メールボックス一体の子機はメールボックス分のコストアップが激しく,私の考えている予算では手が届きません.中古ならばと思ったもみたのですが結局それですぐに故障してしまっては意味がないので,ここはメールボックスやモジュラージャックの件は目をつぶってなんとかする方向で汎用性の高いテレビドアホン,新品で高くないもの.したがって白黒でも良いということでほぼ方針は決定.価格コムなんかも探したのですが,結局ヤフオクのほうがお安く入手できそうということで,少し古いモデルを新品で売っていたところを落札.早速到着してそのすぐ後に来るゴールデンウィークに取り付ける運びとなりました.


購入したのはPanasonic(松下電工)のWQS5009Wというモデル.取扱説明書や取付説明書を見る限り年代的に8年前ぐらいのものらしく,確かに人のうちや玄関で見たことのある感じの外観です.値段は送料合わせて9000円ってところですから,ホームセンターで買うより3000〜5000円安い.でも新品といいながらも多少古い分寿命はやっぱり短めかも?といった相変わらず微妙な線を攻めている私.

ということで次回は取り付けということになります.

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