洗面所風呂前の床の修理(その2)

前回紹介しませんでしたが,実際26mmのベニヤがはまっていたところに27mmの板をどのように入れ込んだかというと,実は圧入してしまいました.というのもここが薄めの板になっていると,ドアと床板の間に隙間ができてまたすぐに腐食してしまうのでは?と考え,無理を承知で27mmの板をそのままハンマーで打ち込んでみたのです.すると,もともとがこの部分の隙間が大きめだったらしく然して強く打ち込まなくても1mm厚い板がすんなり入り込んでしまったので,カンナで厚みを落とすことなくそのまま入れ込んでしまったというわけです.また,その左右の板の間隔ですが,ここに隙間があるとまたそこから水分が入り込み腐食が進行してしまいます.で,1枚入れ込んだらもう一枚のほうをほぼ現物合わせで絶妙に入れ込みました.しかも板を圧入したためにドアのステップの板が風呂側に若干傾くような感じになります.ドアステップの左右際あたりについた水垢の痕を見ると明らかにこのステップ板が脱衣所側に傾いているため,徐々に床板に結露した水滴で発生した水が床板にしみこんで行ったと推測できます.ということで,ここに隙間を設けず圧入にしたのは予期せずやってしまったGJ!なわけです.いわば出来上がりにもうほれ込んだ写真が前回の写真だったということになるのです.

で,今回はこの2本だけではなく,手前側の板もしっかりはめ込んでしまわなければいけません.こちらは購入してきた板を約55mm幅に切断しなければいけないので,久しぶりに電動ジグソーの登場です.でも,バイス台を出すのがどうしても面倒くさくて,切断のときに板を暇そうにしていたうちの娘を呼びつけて足で押さえさせて,バリバリ切っていきました.まあ,日ごろ聞いたことがないバリバリ音を響かせながらどんどん自分のほうにジグソーが近づいてくるのを多少恐怖の面持ちで見つめながらの作業となり,こちらも結構面白かったりしましたが,娘のほうはというとお役ごめんになったとたんもうこりごりな感じで2階にあがって行ったのでした.

切り出した板の側面も,床の切り取った板の方も双方が多少でこぼこしており,それを現物あわせでちゃんとはめ込めるように削ってきっちりとはめ込んだら先ほどこれらの板の下に渡した追加の柱に釘で打ち付けて記念撮影.う〜む,思ったよりずーっと強く補修できたかも?


さて,シートを貼り戻すわけですが,このシート既に裏側が木の腐食の影響でもともとあった接着剤が完全に変質してしまっています.これをペーパーややすり等を使ってきれいに落としてから接着です.接着剤はホームセンターで買ってきた床シート材用のもの.結構樹脂系のものなら万能に近く使えるようで,貼る箇所もここしかないので潤沢にシート裏と追加した床板の両方に塗りたくって接着します.

で,シート自体は結構長年の変質の結果端の部分が反り返っていたりするので,しっかり押さえてやらないと接着の養生ができません.ちょうど先ほどジグソーで落とした板のハギレがちょうど都合のいい長さであったので,それに上からおもしを載せて養生することにしました.といっても都合のいいものがすぐには見つからず最終的にはそろそろ暖かくなってお役ごめんになろうとしていたファンヒーターがその役目を果たすことになりました.


一日の養生のあと,はみ出した接着剤をそぎ落としたら,左右の腐食して大きくへこんだ部分と,床シートとドアの間にシーラントを充填します.実は左右の凹みは本来パテ埋めするはずだったのですが,結局めんどくさいという理由でシーラントでごまかすことにしたのでした.でもその道具でいきなり躓きました.というのもシーラントは買い置きが見つかったのですが,シーラントガンが見つかりません.そんなに高いものでもないので購入しようとしたらかみさんがもう少し探すように一喝.仕方なくあらゆる工具の隠し場所すべてをくまなく探し,ほぼその日の夕方になって見つかったという次第なのでした.

で,作業時間が大幅に目減りしてしまったので,早速充填充填...まず左右のドア枠ですが,かなりえぐれておりそれほどの多量なシーラントを垂直な面に面を合わせて塗ることはまず無理なので,シーラントを適量塗り込んだらサランラップを表面に貼り付けて面を出します.そのまま乾かしてあとで除去すれば何とかなるという算段でいくことにしました.ほかの部分もやっぱりはみ出しがすごいので,こちらにもサランラップ.でも微妙なしわが発生してしまったり微妙な浮きが出てしまっていたりと,ここらへんはあんまりきれいに仕上げるつもりがないかのような大雑把な作業になってしまいました.

加えてついでといっては何ですが,このシーラント作業はドアの外側だけでなく,内側にもやってしまうことにしました.まあ今回の床板の腐りの原因はドアの外側の結露と内側の特に上周りからの風呂場内壁の結露が流れ出てきたものです.その後者の部分を少しでも減らすためにドアの周りを完全にシールしてしまいます.といった具合に完膚なきシーラント作業によってシーラントはほぼ1本丸まる使い果たし,あとは養生と相成ったのでした.


ということで,ここでほんとだらだら作業であるがゆえにまた次回に続いてしまうのでありました...

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