洗面所風呂前の床の修理(その3)

さてシーラントで隙間を埋めるところまでが前回.今回は仕上げになります.といってもここでもいい加減さ爆発です.まず前回かなり自画自賛した1mm厚い床板ですが,これが接着した後見てみるとしっかり1mmの段差になっています.まあわかってはいたのですが,もともとこんな段差はなかったわけで,私がもし完璧を求める人間であれば確実に自己嫌悪に陥り,シートを再びはがしていたに違いないレベル.まあ,そんなのは我慢すればいいっか?なんて思えるのが私のいいところなので,ここはそのまま突き進みます.

で,仕上げというと腐食で多少変色したシートをそのまま使っているので,今回はこれを塗装でなんとか目立たなくしたいというわけなのです.

肝心の塗料について本当は染めQとかを使うとよいかと思ったのですが,やっぱりチャレンジングな感じになってしまいました.というのは白いソフト99のペイントが長年あまっており,これを消費してしまいたかったがためにそれを今回に充てることにしたのです.それも通常の白ではなく,ちょっとメタリックが入っているものでこの冒険が一体どの程度仕上がりに悪影響を与えるか,そこが非常にドキドキするところなのです.

まあドキドキばっかり長引いてもしょうがないので,家族が夕方出かける予定があるとのことで,その直前を見計らって作業です.まあバイクや車の外装とは違うので,かなりいい加減に周辺を新聞紙でマスキング.何度かに分けてスプレーします.今回室内で吹くのは初めてだったのですが,窓を開け放っていたのにも拘わらず正直生命の危険を感じるほどのにおいと刺激でした.目はしょうがないとして呼吸もずーっと止めていないと一発でのどや肺がやられてしまいそうだったので,30秒ぐらい吹いたらドアを締め切ってリビングに戻るというのを6回ほど繰り返して作業終了.その後すぐに家族とともに出掛けて避難します.


さて,ひとまずの出来上がりです.ドア側面の立て板については少なくとも似た色に塗れば目立たなくなるはずですが,ひとまず今後しばらく水の浸入があるかどうか観察したいということでかみさんに承諾を得てシーラントむき出しのままいくことにしました.まあシーラントに塗装を乗せるのも結構大変そうなので,薄い板を打ち付けてからそれを塗装するなどしないといけないでしょうし,それを打ってしまうと中がどうなっているか確認しにくいですもん...(←いいわけ)

肝心の床の色の差については実は昼より夜のほうが目立ちます.メタリックな部分が電灯の光を反射させることで,お風呂の前だけちょっとキラキラ.あと期せずしてできた段差についてはその段差の持つ意味を知っている私としてはまさにあばたもエクボ.加えてその一段高い部分が多少ボコボコしているのは接着剤を念入りに塗りこみすぎたということになります.

肝心の強度ですが,人が行き来するときに感じるレベルでいくと多分新築の状態より強度が増している印象です.以前は腐食前であっても少なくともドアの近傍の床板はベニヤが2枚重なっていただけでしたので,ちゃんと無垢の一枚板でしかも渡し板を3箇所しかなかったのを4箇所に増やしています.何にもましてドアとの間にあった微妙な隙間が圧入によってなくなっているので堅牢性という点でも格段に向上しているはずです.


ということで今回も見栄えは超適当で自己満足満開なハウスメンテナンスのご報告なのでした.くれぐれも完璧主義な方はクォリティを下げることなく自分の尺度でしっかりお金や手間隙をかけてハウスメンテナンスしてくださいね〜.

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