勝手口の交換(その4)

内側からのフィッティングは済んで,なんとか嵌りそうというのは見当が付きましたが,外側はつけられないことはないと判断したものの,そのどうやって嵌めるかが大問題.外側は写真のような状況で,基礎柱に対して固定が出来ない限りはドアがそのうち緩んで,水漏れしたり周りのモルタルが崩れ落ちたりする可能性があります.そんなんでは洒落れにもならないので縁に沿ってその取り合いを採寸し,どのように枠を固定するかを考えながら,購入する木材のサイズをメモっていきます.特殊な寸法が多く,買ってきたそのままでは使えそうに有りませんが,私には既に強い味方が.そう,前回登場に機会がなくお蔵入りしそうだったジグソーです.ということで,ひとまず上下左右と内側の必要な材木の採寸が終わったらホームセンターへGo!

20分後,ホームセンターの材木のハギレ売り場で悩む私がおりました.大きな板ならば結構見栄えはよくなるのですが,ジグソーで形状を作るには不便.かといって小さい木材はあまりないので,どうしても目の前にあるハギレのようなものになる.どうせハギレのようなものであるのならばいっそハギレで...ということでハギレの箱の中で間に合う厚みの板はほとんどそろえてしまいました.あとドアの内装側に出来る10mmの隙間を埋める10mm厚の板が見つかりません.結局ホームセンターのハシゴをしてちょうどあう10mmの板をゲットして戻ります.予定では買出しは30分で済む筈が,1.5時間掛かってしまいましたので,ここは作業を急がなければいけません.

さて,まず内装側からです.内装側は取り付けに関してずれが生じたら日ごろ目に付く部分を修正しなければいけないのですが,これが外装ならばどうせあとでモルタルを張ってしまうので,その手間を惜しんだのです.まず入手に手間取った10mm板をはめ込み左右をネジ留めします.ここは風で倒れたときに枠が外側に変形していたのですが,外側に丁度変形している部分を外側から支えるようにしてつっかえ板を2箇所に打ち込んでフィッティングをしっかりやったので,1mmのずれもなく取り付け完了.お次は上下.下は3箇所を留めるのですが,既にフィッティングの時に下回りをしっかり合わせ込んでいるので全く問題なし.あとは上に開いた隙間を採寸しなおしてハギレの材木を切り出します.で,ネジをこの材木を通して上の枠に留めるので,あらかじめこの材木のネジ留め位置に貫通するようにキリ穴を明けておきます.あとはドア側についているドアマンを外してネジ留め.

さて,外側です.ここはもう現物あわせで20mmの板をはめ込んだ後,ラス板と同じ12mmの板を打ち付けていきます.ここは後でモルタルを塗るときにフラットにしておかないといけないので,できるだけ隙間なく板をネジ留めしていきます.ここでは出番をうずうずして待っていたであろうジグソーくんが大活躍.採寸してケガいたら,早速簡易ワークベンチの上でバリバリ切っていきます.今まで鋸でやってふうふう言いながらやっていたのがうそのようにシャンシャン材木が切れていきます.もうこうなるとカ・イ・カ・ン(古いっつーの).それでもヒンジの裏や,錠袋のあたりは出来るだけ隙間が出来ないようにしたのですが,その構造上どうしても隙間が残ってしまいました.ここらへんは木造専用とそうではないものの差が出てしまったところでしょうか?

そしてとりあえずの出来上がりですが,どうでしょう?まあ今までこんな状態のドアを見たことがないので,いいのか悪いのかさえも判りません.まあ,隙間の大きさといってもラス板の隙間よりは小さいのでいいかと思うのですが,2x4など用で有るがゆえに,枠の外側にアンダーカットな隙間が出来てしまっています.当初これを材木で埋めてそれでも残った隙間はコーキングしようと考えていたのですが,どうもそれではよくなさそうです.ここは何かいい手を考えなければいけません.

ということで本日の作業は終了.この隙間をどうやって埋めるかは一晩考えておかなければいけません.以後次回.

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