勝手口の交換(その5)

ドアの枠の固定に関してはほぼ終了.強度も十分でもう押しても引いてもびくともしません.ドアの開閉についても放置されて倒れて曲がった枠の部分は外側からつっかえ棒で補強したりして,ドアの締まりも問題ありません.ヒンジ側も同じく木材で補強したので,ドアの開閉で枠がギシギシ動いてしまうようなこともなく,私が思った以上にしっかりとドアを固定することが出来ました.

もうこうなったら業者さんを呼んでなんてことは考えたくありません.とことん突き進むのみです.

ところが,このような状況になったところで,生憎長期予報がはずれ天気が崩れ始めました.程度はゆるいんですが少雨が2日ばかり続いてしまい,その間は作業が中断となったのでした.雨足が微々たる物だったので,モルタルの内部に水が入り込むことはなかったのですが,此処へ来ての作業中断はGW中の作業終了が極めて難しくなってきたことを示します.もう一気にモチベーションがダウン.

で,前回終わり際に気を持たせる終わり方をしたドア枠とモルタルの間に出来るであろう隙間ですが,これをどうやって克服するかが今回のメインディッシュです.この作業中断の間にしっかりと考えておかないといち早く作業再開といかなくなってしまいますので,この空き時間を充実させなければいけないわけです.

さて,当初材木をここにはめ込んで,その上からコーキングすればと安易に考えていたところが,実際出来上がってみると,ここに材木を挟んだところで結構な隙間や段差は残ってしまうのが丸わかり.それにコーキングをしたとしても水がしみこんでしまったり,見栄えが悪かったりするのは必至です.

それではと,とんちを働かせた結果,なかなかおしゃれな打開策が思い浮かび,それを早速やってみました.といってもうちで考えて出てきた案ではなく,ホームセンターで売り場を散々うろついた挙句に出た案なのですが,それが写真のようなもの.(それにしてもここんところ4日連続でホームセンターに通いつめている感じで,もうお得意さん状態.)

取り付けたドア枠の上からアルミのアングルをあてがい,内側には当初つける予定であった材木をはめ込んで,共締めでネジで固定するというものです.これだと比較的隙間が空き気味だった上部についても材木を裏から充てることでしっかり固定できますし,この上からモルタルを塗れば隙間はほとんどなくなります.あとはアルミアングル同士の隙間をコーキングすればよくなるのです.

ネジも上部で2箇所.左右はそれぞれ4箇所となり,アルミアングルの足りない部分は20mm程度ラップさせて取り付け,上からの雨の進入を防ぎます.色についてはドアのステンレス色に対してアングルがアルミの地色なので多少違和感もありますが,もともと除去しきれてなかったコーキングが広範囲にわたってあったところを覆い隠す感じで,なかなかよい感じ.

ちなみに上部のアルミアングルのラップしている部分は若干の浮きがありますので,この部分は後にコーキングします.また,このアングルをつけても押さえ板との間には2-3mmの隙間が出来ますが,ここはモルタルで完全に生めることは出来そうですし,もし隙間が出来たとしても些少のコーキングでなんとかなりそうという印象です.押さえ板とヒンジ裏の金具の逃げの隙間,このアルミアングルとの間に出来た隙間がほぼ同じ程度なのが,意外に玄人っぽくってよいのでいわるゆお気に入り状態で,お得意の自画自賛でございます.

さてお次はモルタルとなるのですが,ここははじめてのことなので色々お勉強です.簡単に表現してしまうと壁の場合のモルタルはコンクリートと砂をまぜまぜして,固めに練ったら,すばやく壁に塗るといった感じのようです.まあ,配合については標準があるようなのでそれに準拠させるとして,あとは練りや壁塗りのこて使いなんかが非常に心配.ちなみにこては前の日に家族で100円ショップをさまよったときに購入したもので,長さ18cm程度の標準サイズ.今回塗る範囲から行くと非常に大きい感じもするのですが,もしダメだったら他の小ぶりのこてを購入しようという安易な考えです.

また,WEBでいろいろ調べていくと,実のところ壁塗りの方法を細かく解説しているところがなかなかありません.その現実を目の前にして,モルタルは流石に素人は無理なんじゃないかとかえって不安になってしまいましたりして,こりゃ調べて不安になっていたら逆効果ですな.

そんな中でもわかったことは,ラス板の上には防水シートを張り,その上からラス網という金網を打ち付けて,そこに密着よくモルタルを塗り込めるということ.今回はモルタルを部分的に落としているので,防水シートを一緒に除去してしまいました.ここは若干重なるようにして防水シートを敷き,少しでも防水効果に期待したいところですが,実際プロの方はこのような場合どうするんでしょうね?こういったところが本当は一番知りたかったのですが,どのwebにも目に付いたリフォーム雑誌などにも載っていなかったのでここはわが道を強行していくしかありません.

ということで肝心のモルタルに向けていろいろと物をそろえないといけないということで,次回...

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