この前の白馬でなんとも情けない青キップを食らって,そもそもこの原因が肩の痛みであったのがとても気になるのでした.なぜそうなったのか?とくる日もくる日も思い悩むこと頻りな私...
まず,機体.肩の痛みは,まず首の右側から発生しました.右といえば,そう!アクセル.全開とはいわないまでも,普段にはない結構な開度で巡航を開始したさなか激痛が走ったので,やっぱりアクセルを開く腕に異常に力がかかって,肩に無理がかかったのでは?と考えました.かといって,ここでハイスロを入れてしまっては,より神経質なコントロールを要求されるだけでかえって逆効果でしょう.
ではアクセルに絡んで何が肩に負担となるのか?実は高速巡航中ではなく,街乗りのときに肩に負担がかかる点がありました.それは,アクセル全閉で信号待ちなどで停止するとき,停止直前にクラッチを切るとなぜかエンジンが停まる.これを気にするあまり停止時には異様に腕に力が入ってしまっていたのは事実です.なぜ?キャブの不調?と思いきやそれはアクセルホルダの不調.アイドリング中にアクセルを全閉側にぎゅっと握り込むと,なんと回転が落ちる.停まるほどではないけれど,700r.p.m.ぐらいに落ちちゃう(T_T).多分アクセルの閉じ側のストッパが削れて,それ以上に戻っちゃうのかどうかわからないけど,とにかくタンクを外してみてみましょう.ぐるぐるアクセルを動かしてワイヤの動きを見てみると,確かに戻り側のワイヤが,全閉側に勢いよく押し付けると,ちょっと引っ張り気味.で,ここで再認識したのが,アクセルの遊びの多さ.3-4mmぐらいあるじゃあないですか!で,アクセルホルダ側でネジを回して,思い切って1mmぐらいまで調節してみました.で,アイドリングさせて,全閉側に押し付けると,回転の落ち方もなぜかかなり少なくなりました.試運転に出てみると,確かにエンジン停止するようなことはなく,今後腕に力が入りまくることはなくなりそうです.まあ機体に関してはこれ以上突き詰めるといらない出費をしそうなので,後ほど.
でも,これだけで,あれほどのダメージがあるもんでしょうか?私は考えました.うーむ...去年の私は青くて幼かったわ〜(古すぎ)じゃあなく,去年と違うのは,そうヘルメットです.オークションで手に入れた上物RX-7RR3.夏用にということで購入に踏み切ったのですが,見せびらかしたかったばかりに白馬に被っていったのでした.で,これが風通しがよくて,真冬とは言わないまでも12月初旬と同じともいわれた気候の中では,ベンチレーションを全部閉めても"寒い".で,しばらくレストアを実施して異常なまでのフィット感を達成した無印RAPIDEにスイッチしました.すると...とってもいいじゃあ有りませんか.何故だか分かりませんが,ずっと引きずっていた肩の痛みがずいぶん収まってます.フルブレーキングでもちょっと痛いだけ(T_T).うーむ,ベンチレーションのあまりの高性能で肩の冷えもあるのでしょうか?理由ははっきりとは分かりませんが,かなり差があります.でも重量でいくとRX-7RR3の方が圧倒的に軽量なはず.ということはRX-7RR3は私には合わない...?そ,そんなことは有りえない.いや有ってはならない!そう.RX-7RR3は夏用に購入したもの.夏ならば何の問題もないに違いない!現にひと夏の快適さは比類に値しなかったではないですか!ということで,今後は冬場のみはRAPIDEに戻すということで,自分を納得させます.
思惑とは違う答えに戸惑いつつも,更なる考察を加えます.肩の凝りというのは体の冷えに深く関係している.特に,手首や肘の冷えは影響が強い.ということで,ちょっとした実験.私が通年使っているのは3シーズンタイプのグローブであり,高速では革ジャンが後ろに引っ張られるので,手首は丸見え.時計が見えていいじゃないなんていってる場合じゃなく,冬場はこれが本当につらい.で,ちょっと袖の長めのジャケットを下に羽織り,走ってみました.すると,これもとっても効果あり.うーむ,上体が固くなることもなく,ライディングもスムーズになりました.やっぱりスリーシーズンものでは無理があるようです.革の厚みが薄くても我慢できるとは思うのですが,手首を冷やさない工夫が要るようです.うーむ,この冬でとりあえずウィンターグローブを購入しよう.そう決心した私でした.また出費だ...
以上でくよくよ考えるのはもう止めました.でも,やっぱり年のせいだったらどうするんだろう...(T_T)?11年落ちのレーサーレプリカに乗り,肩凝りに悩む30男.傍目に見ると結構同情ひくかも(←かなり落ち込み気味).
