ツアラー化(その1)

NINJAのパーツを集めている最中,いいものが手に入りました.ほとんどタダで手に入れたパーツのうち,ZXRにも流用可能なパーツを見つけたのです.それはライセンスプレートホルダー.といわれてピンとくる人は少ないと思います.要はナンバープレートの裏側につけるプレートです.そもそもZXRにはそのレーサーレプリカというカテゴリーで設計されたがために,ツアラーに装備されるようなパーツがありません.私は個人的にはUS仕様のようにサイドにキラキラとリフレクターつけるのはあまり好きになれないのですが,このような実用重視の装備がないのはちょっと頂けない.このホルダーのどこが実用ベースだと疑問を感じる方も居られるでしょうが,実は私のナンバーはあまり美しい平面度を保っておりません.なぜかというと,車体カバー.これを付けるときはいいのですが外すとき,どーしても早く乗りたいがためにカバーの端っこをナンバーに引っかけてしまうのです.このせいで,ヤンキースクーターとまではいきませんが私のナンバーは時には反りあがったり,時にはコの字に折れ曲がったりしておったわけです(←ちょっとオーバーかな?).

で,市販の七色に輝くようなアルマイトのホルダーを購入して付けるというアイデアもあったのですが,あんなもんに1000円以上も突っ込めるのはブルジョアの証.とてもとても私に真似のできる芸当ではないのでした.で,ある方にパーツを譲っていただくためにぶちまけられた宝の山の中からリフレクター付きの750R-NINJAのホルダーを掘り当てたのでした.当初頭の中では750Rを組むにあたって,ショートフェンダーに付けるという構想が渦巻いていたのですが,これが知らないうちに"ZXRのリアビューにぴったり!"ということになり,さっそく次の日取り付けてしまいました(^^;.

季節は正月明けながらも,例年にない温かさ.そんな朝からそそくさとZXRのカバーを外す私.取り付けは簡単.ナンバーを外して,グニュグニュとナンバーの平面度を目視で合わせてホルダにセット.再びネジ止めしておしまい.でもちょっとおかしい...下についているリフレクターがなんだか俯きがちです.そういえばNINJAのショートフェンダーモデルのナンバーの傾斜は結構寝てましたが,ZXRはケーサツの皆さんへのアピール度がちょっと高すぎなほどに起きてます(T_T).この傾斜に約10度の開きがあるのでNINJA750Rで水平になるはずのリフレクターがZXRでは寂しげになってしまうわけです.これを解決するには.必殺技,"えいっ!"です.この必殺技のおかげでリフレクターはほぼ水平方向を向くことができました.何度か遠くから眺めたりして角度をチェックしますが,"乗車時にはまたちょっと変わっちゃうし"と納得しました.カバーをかける前にまたちょっと眺めて悦に入ります.



で,試運転です.まずカバーを外すとき,リフレクターに引っかかりました.でもいいんです.ナンバー曲がらないから.エンジンをかけます.いつもとぜんぜん変わりません(当たり前).でも走り出してみて,なんかこうちょっと違うなって感じです.だって私はツアラーライクなZXRに乗る男...と悦に入りまくり,脳内モルヒネダダ漏れ状態のままライコランドに行き,止めたZXRの後ろでニヤけ,店を出てキーを回す前に後ろでニヤけ...ほんとにしょうがないったらありゃしない.でもこれに味をしめて,次のツアラーカスタムの計画を練る私であったのでした.(こんなんカスタムって言っていいのか?)

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