オイル交換

G.W.も終わった5/6.オイル交換をしました.なぜなら会社が休みだからです(訳の分からん理由だこと).実はG.W.中にライコランドに行ってオイルフィルタとレンチを仕入れておいたのです.仕入れたオイルフィルタはヴェスラの4005番.デイトナのフィルタはGPz-Fの時の反省と適合表でH1がH2と一緒のものになっていたので却下です.実はH1はH2とはオイルフィルタ周りが大きく異なり,カートリッジ式なのです.H2では,NINJAなどと同じペーパーフィルタをオイルパンに差し込む方式なので,オイルフィルタの交換に,ラジエター,オイルクーラー,エキパイを外す必要が在り,非常に面倒なのです.H1はその点アンダーカウルを外すのみで交換できるのですこぶる楽です.その代わりH2ではオイルパンを割ったときに3.3Lで済むオイルがH1の場合3.7Lも必要なのですが...H1,2に乗ってる方くれぐれもデイトナのフィルタにはご注意を.

オイルフィルタレンチですが,結局エーモンの50-75mmφに適合するやつにしました.じつは75mm以上に対応するのが980円と4005番にあったDAYTONAのレンチよりも20円も安かったのでそれよりも小型のこいつはもっと安いはずと思ってレジに持っていったのですが(だって値札がなかったんだもん),結局1200円(T_T).フィルタが860円でしたので結局2000円以上の出費となりました.

オイルの方はというとやはりいろいろなサイトで外れの無いオイルの筆頭にあげられているシントロンです.じつは前日ホームセンターでホンダウルトラGP(20W-50)を購入しようと行ってみたのですがなぜか売り切れ.このホームセンターは780円(1L)なんで,前から目をつけていたのですが,残念.売り場を見まわすと,シントロンが1L500円強!この1Lというのは恐らくホームセンターで4L缶の凹んだやつとかをポリビンに移し替えたもので,500円強という値段は破格!結局ウルトラGPよりも安い値段でシントロンを入手できたわけで,私としては大変御満悦状態だったのです.ただし一度開栓され,移し替えられているものは中味が何であるかの保証が全く無いわけで,人にお勧めできるものではないですけれど...フィルタ交換時は2.9Lのオイルが必要で,今回3本のお買い上げです.(ちなみにフィルタ交換なしは2.7L,全バラの場合上記の通り3.7Lです.フィルタ交換してもエンジンに古いオイルが0.8Lも残るなんて...)

さてオイル交換です.昔からオイル交換だけはこまめにやってきたので慣れているはずだったのですが...ケチ魂が思わぬロスを生むはめになってしまいました.まず暖機運転をします.この暖機運転は空冷のGPz-Fの頃はどんな気候でも5分もやればオイルはあっちっちだったのですが,水冷のしかもレーサーベース.季節は春(気温20度)...5分の暖気の後,そそくさとドレンを抜いたところ,オイルがいつまで経っても出続けます.暖気不足のためなかなかオイルが抜けきらないのです.大体一滴落ちるのに5秒要するぐらいになって初めてドレンを閉じたいのに,まったく滴の途切れる気配が見えません.その間ずっとシートに腰掛けZXRを水平に保つのが苦痛...20分ぐらいそのまま居たでしょうか?

業を煮やして結局半ばでフィルタを外します.ここはオイルクーラーの直下なのでやはり外したと同時にオイルがどばっと溢れてきます.同じくシートに腰掛け,滴下サイクルを凝視しますが同じく一向に収まる気配がありません.結局トータルで1時間ぐらい掛けオイルを抜きました.

ここまで済めばあとは付けるだけ〜っ.オイルフィルタのゴムパッキンにこれからいれるシントロンを塗ります.そして付ける!例の汎用フィルタレンチですがフィルタの外観にこだわる人?にはお勧めできません.結局フィルタの外周に均等に締め付け力が加わるわけではないので,フィルタ表面に傷が残ります.外したフィルタについては何の気もせず外したので,ベコベコになりました.新しいフィルタは気をつけたのであまり傷はつきませんでしたが,やはり塗装の剥げたところが見て取れます.フィルタには1.5-2.0kg-mで締めるようにと在りましたが,結局手感で何とか締めました.ドレンを締め,オイルを注ぎます.フィルタの周りからのオイル漏れをチェックするために一旦エンジンをかけます.すると,チョークも引かず,掛かりました.しかもピックアップが非常に良い.ハイスロでもつけたかと思うぐらいに改善してます(ハイスロつけたことないんですけど).これもシントロンのおかげと思ったのですが...

さて後始末です.オイルパンに満たされた古いオイルを容器に注いでいきます.今回シントロンの3Lを購入し,それの2.9Lを使いました.残り0.1Lは何かのときにと500MLのペットボトルに入れておきます.よって本来ならばこのシントロンの入っていた容器に該当する容量の容器に廃油は全部収まるはず.

ところが!

廃油はそれらの容器をすべて満たしても1L近く余っている.この3000kmの間,自暴自棄になって突っ込んだMORY1の300MLが増えているのは分かるのですが,今回の交換で必要な2.9Lとその0.3Lの合計とは全くかけ離れた4.0L近くが私を悩ませるのです."このZXRは魔法のオイルパンを持っているのではないか?走ってみるたびオイルが増える〜ってか!?"そんな陽気なことも考えましたが,前回のオイル交換(バイク屋に頼んだ)のときの容量が多かったのではないかということなりました.アイドリングが安定しなかったのも,低速(特に1速)のピックアップが悪かったのもこれが原因ではないかと言う結論に至ったのです.まあ現状が良いなら良いか?ってな感じでそうそう悩むこともせず,作業続行です(オイルゲージ見てちょっと多いかなーなんて思ってたのですが...).

このオイルの後始末という作業には,実は拘りがあるのです.なぜなら私は高校時代写真部だったから.暗室作業の後始末といえば全紙(でっかい印画紙のこと)パットから10Lポリタンクへの移し替え.これをロート無しでこなせて一人前だったのです.まあオイル交換のときは注ぐ相手のペットボトルなどの口があまりにも狭いので直接は注ぎませんが,なぜか燃えてしまうのです.これを無事こなし,ちらっとオイルパンのほうを見ると,えらいでっかい金属片が在ります.これがフィルタの入り側から出たのか,ドレンから出たのかわかりませんが,思わずぞっとしてしまいました.

さて近いうちに試運転しましょうね〜.(作業時間約1.5h:待ち時間込み)

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