タンクキャップ

ある夏の日,給油をしようとGSへ.あれ?タンクキャップがあかない.もう鍵がちょっと捩れちゃうぐらい力をかけているのですがどうも45度以上回らない.

ずーっと以前も開かないことがあって,これはキーシリンダとタンクに止まる爪のブロックとの間のギアの摺動が悪くなったため.そのときはキーシリンダとその周りからオイルを注油して凌いできたのですが,それ以降も2年おきぐらいに注油してきたのです.どうやらこの時期のKawasaki車のこのタイプのキャップを採用している車種全般に言えることらしいのですが,この部分の摺動が悪くなりやすく,鍵をねじ切ってしまう人が多いようです.忍者もこれと同じキャップで,多くの忍者乗りがこのトラブルに遭遇しています.で,経験とその情報から日頃のメンテに組み込んでいたのでした.

しかし,この前に乗ったとき不幸にも大雨に見舞われたのと,その前の給油で結構な距離を走るので,キャップの内側ぎりぎりまで給油してしまったことを思い出しました.あ〜,ショック.このどちらかか両方かわかりませんが,いずれもキャップのキーシリンダの摺動にはあまりよろしくない状況です.

でもとにかく給油しなければいけないので,そばのホームセンターにミシン油を買いに行きます.CRC556やなんかでも即効性はあるのですが,揮発性の高いCRCでは後々の追加塗布のオイルの乗りに悪影響が出そうなので避けました.実は普段はミシン油ではなく普通の廃オイルなんですが,今回は新品のオイル1literを持ち歩くのもいやなのと,新品のオイルよりも安かったので...

で店の前でしこしこオイルを差しては,ちょっとずつ捻りしてようやっと鍵が開きました.ふ〜.

でも開きはしたものの,まだちょっと動きが渋いようです.今度は爪のほうからもオイルを入れ,しこしこ.ようやっと摺動が軽くなりました.で,無事給油.今度はちょっと少なめにしてキーシリンダ周りのオイルの飛びを抑えることを心がけました.

暑い中しこしこ鍵を動かしているのもとっても暑くって大汗かきましたが,何とかなってほんとに良かった.雨という要素を考えず,メンテサイクルを固定で考えているからこういう事になるんですよね.これから雨天走行の後は気をつけよう.皆さんも気をつけてくださいね〜.

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