ライト上のスポンジ交換

車検をクリアしたら真っ先にやりたかったこと.それはヘッドライト上のスポンジ交換です.じつは購入時点から若干その気は有ったのですが,H1は夜間走行が苦手.なぜか.それはヘッドライトが暗いからとか光軸がずれているからとかではなく,カウルの中がまぶしすぎるからです.これはなぜかというとデュアルヘッドライトの上についている遮光用のスポンジが破壊されていて光が漏れまくり,スクリーンの内側にそれが反射してメーターパネルよりも明るいから.そうとわかっていればすぐに直したいのが人情では有りますが,"次回の車検を始めてのユーザー車検で"と考えていた私にとって光軸がその作業によってずれてしまい,テスター送りになってしまうのはとてもではないけれど耐えられない.そんな出費をしたところで妻に"いじんなきゃいいじゃない"なんていわれた日には痛恨の極みであります.

それを口実にいままで先送りにしてきたのですが,もう私を止めるものは何も有りません.で,カウルをいそいそと外しだしたのが,車検の翌日.カウルを外しながら考えたんですが,光軸なんてよっぽどの力が加わらないとずれないし,バルブを交換するわけでもないんだし杞憂だったかも?なんて...実は単に作業したくないのを先延ばしにする口実だったのかもしれません(^^ゞ.にゃは〜....気分を変えて,あらためてみてみると最後にカウルを開けた時よりも破れの範囲が広がっていて,最近の危険な夜間走行の一端を垣間見たような感じです.さてここからが問題です.スポンジは既に硬化しまくっていてぼろぼろです.まずこいつをどうやって剥がすかが非常に厄介です.両面テープのようなもので楕円のライトケースの外周に張り付いているわけですが,スポンジを剥がしても両面テープとカスがどうしても取れません.結局素手になり,指先を順繰りに使って指紋を犠牲にしながらしこしこと剥がしていくことにしました.メーターハーネスが邪魔だったり,貼り付け面にパーティングが有って指が引っかかったりと結局外周全て取るのに15分ぐらいかかりました.ふーっ...

さて話は戻って室内です.まず,今年の正月にJUNKパーツとして手に入れたヘッドライトASSY(ちゃんと動作確認済み)を前に考え込む私がいます.例に漏れずこのASSYもスポンジはぼろぼろでしたが,全周どれほどの長さか,どのような材質なのかを知る上で非常に役に立ってます.もともとついているスポンジは発泡度も低くちょっと固めで,厚さも3mm程度.同じ材質を使うとすぐに破れてきそうな気がします.それではと,もう開き直って分厚くって柔らかくって,ちょっとやそっと破れても光が漏れてこないようなスポンジにしてしまえ!ということで例のヘルメットレストアの時に使ったのと同じスポンジを20x20の太さに切って,それを外周に巻くことにしました.これに業務用両面テープを張って,JUNKのASSYに張り付けられるか確認して室内での作業はおしまい.

さて,話は戻って屋外へ.剥がすのは手間でしたが,貼るのは一瞬です.左右均等に位置を決めてエイやっ!

何とかうまくいったみたいです.後は簡単にはがれないように指で中央から順に押しつけていきます.結構な力で押してもヘッドライトの角度が変わるようなことは有りませんでした(あたり前か...)ので私がこの時期までこのスポンジをほっといたのはほんと馬鹿みたい(T_T).

最後にちょうど暮れかかった中での作業でしたので,もうとっぷりと夜の帳が下りています.点灯試験です.エアインテークのあたりに段差が有るので,どうしても少し漏れてくるのはしかたないとして(薄いスポンジ用意しよっと),以前とはまったく違うコクピットとなりました.メーターライトってこんなに明るいものだったのね(相対評価ってやつです)...

けどこの次はやっぱり高輝度バルブ交換ですかね〜.

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