怪しいバッテリ(その2)

着せ替えよりも以前に一つ際物を入手したのでそれを今回ご紹介しましょう.それはバッテリです.まあ際物バッテリに関するチャレンジは今に始まったことではないので珍しくもないんですが,一応しばらく使用してみてインプレッションというか問題点というかいろいろ出てきましたのでそこらへんは長期使用を経たあとでのレポートということでご容赦ください.

まずバッテリの物となりをご紹介せねばなりますまい.とりあえず入手先ですが勿論のことながらヤフオクです.バイク用品のweb販売をやっているところで,価格は3600円.もう価格破壊も甚だしい.

来たものをみてみると,希硫酸同梱で箱も無地.あけて見ると,バッテリの側面にはGRAND SPORTとある.あっ,なるほど,略してGSバッテリーね...

ということで,名前からしてぱちもんくさいところは広い心で見逃してあげるとして,問題は中身なのよ中身!で,ひとまず補充電を少しやってから付けてみます.付けたのは大体春先だったんですが,セルの周りは新品にしては若干弱いかな?という感じです.まあ14L-A2ではなく,12N14-3Aの型番で売られていたものなのでそこらへんの差も有るのでしょうかね?でも一応対応型番としてちゃんと認められているわけなんで,そんなことあってはならないんですが...またバッテリ端子のネジの締め具合によってはスターターリレーがジジジジと音を出すだけでセルが廻らないなんて事もありました.う〜ん,一体何なんでしょう?これはしばらく様子をみてみないと評価できませんね.


ということで,時が過ぎ1年が経過した時点での評価です.バッテリの電圧についてはほぼ問題なく,冬場も1年目のバッテリとしては普通につかえました.掛かりが悪いときもしばらくセルを廻しつづけることができるので,この点はバッテリ容量として充分なのかなと思います.セルの回転具合はセルの経たりもあるかもしれませんので単純比較はできませんが,3週間以上放置すると上記のようにチョークを引きセルをしばらく廻さないとかからないなんてことがあったので,以前の怪しいバッテリに比べて若干劣るのかな?という感じです.

あと1点まずいところがあります.それは端子の剛性です.

まあ私のバイクライフの形態からどうしてもバッテリの着脱は頻繁になってしまいます.それに初めのころ経験した接触不良(?)によるセルが廻らないトラブルがあったので着脱のたびに結構な力でネジを締め付けていたこともあってか,端子の四角い箱状の部分がハーネス側またはアーシングの端子とナットに挟まれ,徐々に薄く変形してきたんです.これはなぜわかったかというと,ある時にネジを締めるときにバッテリ端子側の穴が徐々に小さくなっていたのを発見したんです.なんで?と思ってよくよく見てみるとこの端子の天井にあたる部分が薄くなっていたということで,”こんなところけちるなよ〜"ということでめまいがした次第です.それゆえこれを発見して以降,私的にはバッテリを外すのが滅茶苦茶ストレス.

GS(GRAND SPORT)バッテリ恐るべし...

そんなこんなでこのバッテリは買いかどうかは明言を避けますが,ひとえにバッテリといえど総合的なパフォーマンスを考慮しなければいけないんだな〜と思った次第でございます.

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