リアタイヤ交換(Pirelli MATCH)

これまでわが忍者に装着してきたリアタイヤはなんとDUNLOPのK727.何かの間違いでは?と思ったあなた.相当旧車に精通していますね.K727というとA6以前の時期にリプレイスとしてDUNLOPが出していたタイヤで,純正ではないのに純正っぽくって意外に好きだったタイヤなんですが,これが奇跡的に割れもなく入手できたのでそれを3号機につけて車検まで通していたのです.それを3号機を譲渡するときにいくらなんでもこれを付けて譲るのは無責任かな?ということで2号機についていたBT-45Vと入れ替えたのです.したがってこのK727を代わりに2号機が履いて現在に至っているという状況なのです.(複雑〜っ)

しかし,実際私が入手してから3年近く経ってこのK727もとうとう寿命となりました.もちろん溝はいっぱい残っているんですが硬化が進み,ついにサイドにわれが発生してきたのです.まあフロントはA2あたりのホイールなので,リム以外が黒にペイントされているものなのにも拘わらずリアはそこが白にペイントされているので前後色違いのホイールというのも格好が悪い.そういったこともあって,ここはホイールごとタイヤを入手し交換することとしました.

で,入手したのはPirelliのMATCH.溝はそんな深くはありませんが,こちらもまた奇跡的に硬化もそんなに進んでいなくまだいけそう.余談ですがこういった中古タイヤは結構あたりはずれが激しく,私もこのMATCHにめぐり合うまで1本ひび割れタイヤを入手してしまって後悔しています.

こういったタイヤを出品する人というのはひとまず長期保管車を分解したりする場合が多く,それらの車体は長期保管時にタイヤのエアをいったん抜いているケースが多いのです.タイヤというのはエアが十分に入っていないと硬化に起因する割れというのが表面に出てきませんから,出品者は”割れなし”ということで出品するのですが,いざ到着してからこちらでエアを入れようとした時点で割れが現れ始め,”あちゃ〜”ということになるわけです.これを出品者に文句を言おうとしても大体の場合は規定外のエアを入れたからじゃないのかとかいざこざに発展するケースもあって,泣き寝入りが一般的です.こういった失敗を味わいながらいろいろ成長していかなければいけないのですが,私の場合はいまだそんなことで銭失いをしている体たらく.

まあ,そんな情けない話は置いておいて,そのMATCHですが,エアを入れても全くひび割れが現れません.おそらく屋根つきガレージで保管されていたんでしょう.しかし残念ながらホイールの塗装色は黒ではありません.保管状態がよかったことが裏目に出て,どうも白さが以前のものよりも際立ってしまいます.まあなかなかうまくは目当てのものが見つかりませんがそこはご愛嬌です.

さて交換です.忍者のノーマルマフラーの場合リアタイヤ交換の際には右のマフラーをはずして作業したほうが楽です.というのはマフラーがあるとリアキャリパーを外すときにスイングアームに取り付いている直方体のブッシュをはずすときに作業がやりにくくなります.私はこういった事情を知っているので,リアタイヤ交換の際には一番に右のマフラーを外しにかかります.あと,センタースタンドが私の場合必ず付けているのでジャッキアップなく作業できることもあり,作業そのものはものの30分で終了です.


しばらく試運転で走りこみますが,エア圧の目立った低下なんかもなく結構使えるタイヤのようです.タイヤの硬化も以前よりましになったので,倒しこみの不安感もなく,結構いけてる状態になりました.

でも私の忍者に関するタイヤ交換はいつもホイールごとなので,廃タイヤつきのホイールがどんどん家に貯まっていってしまうのが玉に瑕.どーしましょう,今後.

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