なぜかリアサス交換

なぜだかリアサスを純正に戻す必要が出てきました.貧乏になりすぎて,ついにオーリンズを売りに出さなければなったのか?と思う方.あなたは通常思考の持ち主です.しかし今回の事情は少し複雑です.まあそれは次回ご説明しますね.

交換するノーマルサスというのはこの車体にもともと付いていたものではなく,走行7000km程度ということで以前他の部品と一緒に購入したものです.外観はなかなか綺麗な代物で本当に7000kmだったら本当にお得な感じです.まあ気が進まないもののしかたなく交換するので,出来るだけ簡単に付け替えをしたいわけです.

ニンジャの場合,リアサスの交換はメインスタンドが付いていれば結構簡単に出来ます.まずサスの上部ですが,写真のようにサイドカバーを外すだけでボルトの頭に到達できます.ちなみに1号機(750R)のときに入手した900Rフレームはこのネジにアクセスは出来るのですが,フレームが曲がっていたので,ネジが抜けない状況でした.スイングアームなんかを強打してダメージがある車体はエンジンの着脱が大変なのと,このボルトの取り合いが微妙にずれている場合が多いようです.この車体はエンジンを載せるときにフレーム損傷のチェック済なわけですからボルトはすんなり出て来るはずです.メインスタンドを掛け,リアタイヤの下に適当な高さの算木を入れ,サスペンションに力が掛からない状態を作り出します.ボルトを緩め,ナットが抜けたらそちら側からボルトと同径のシャフトをあてがってボルトを打ち出します.

あと,オーリンズにくっついているプリロードアジャスタを外しておかなければいけません.まあ,これはステーごと外してもいいのですが,あとでリアサスの取り出しのときに邪魔になりますので,まずステーから外してから後でステーを単独で外します.これで上部の作業は終了.

お次は下部です.写真のようにリアサスのボルトとリンクを1箇所ずつネジを外すのですが,この時にオーリンスのサスが落っこちないように支えながら作業です.外す順番はどっちが先が良かったか覚えていませんし,下からどうやって手を伸ばして支えたかは解説しづらいので細かくは紹介できないのですが...

で,その支えたまんまプリロードアジャスタの位置を気にしながら徐々に車体から抜いていきます.スプリングなどに傷をつけたりするのはいやなので,ここら辺は非常に慎重に作業を進めます.そんなこんなでとにかくオーリンズが外れました.

さて,ここからは純正を入れていくわけです.まあ純正の場合は多少傷ついてもいいということでかなりぞんざいに取り付けます.でもオーリンズよりも胴径が大きく,エアバルブも付いているので,結構隙間が小さいところをエアバルブを通すためにハーネスやドレンゴムチューブを一旦抜いたりして面倒くさいです.とはいえ,外すときとほぼ同じ時間をかけて上下のネジを締め,エアバルブを取り付けたり,後でプリロードのハンドルをつけたりして取り付けそのものが終了.


で,一応試運転.スペックダウンに等しいことで試運転するのは初めてでしたので,どうも気持ちが落ち着きませんでしたが,どうやら7000kmという触れ込みはうそではなかったようで,あまり経たりは感じられません.オーリンズと比べてしなやかかどうかという点では,多少もっさりした感じもしますが,1000RXの感じより全然いい感じ.ということは1000RXのリアサスは相当へ経っているっていうことか...ということで一応恐れていたほどの大幅なスペックダウンにはなっていないということで一安心.ということで次回いったい何が待ち受けているのか...?

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