着せ替え人形みたいに

あちらのコーナーとは少し時間差が空いてしまいましたが,実は900Rの2号機を譲るにあたって,外装はライムグリーンでということになりました.ということはこの900Rの1号機の外装を2号機のそれと完全に入れ替えてしまわなければいけません.う〜ん,面倒くさい〜.でもやっぱりライムグリーンを希望する人がいるからにはライムで譲りたいし,かといって急繕いでもう1式なんてことはもっと大変.ここは2台を並べて着せ替え大作戦です.

まあすごいライムに執着があるかというとそうでもないし,むしろ現実的には900Rのカラーの中ではA1,G1の青銀一番,A4,G3の青/銀が2番,A2ライムグリーンが3番てな順位付けをしている私としては2号機の青/銀のほうがうってつけ.それにあちらを読んでいただいた方にはわかると思いますが,ヘルメットも合わせちゃったもんだから...まだ相当悩んでいますが,もう心は決めました.着せ替えやるの!

ということである秋の日に着せ替えを敢行いたしました.朝からまずフロントカウルの入れ替え.フロントカウルの入れ替えは一旦せっかくつけたアンダー,センターカウルをはずすところから始まります.2号機はついていないのでいいんですが,せっかくつけたライムグリーンのアンダーカウルをはずすときに傷などつけてはいけないということで,この作業が結構緊張するものになりました.地面にダンボールをしいてやったんですが,センターカウルを取り外すときにどうしてもフロントフェンダーやタイヤなどに触れてしまって,ひやひやしながら作業をする私.はずしたものもインナーカウルやミラーやこの大物3点セット,それに2号機からはずしたフロントカウルやその周辺部品でうちの作業エリアはもうてんやわんや.

ということで,これはもうはずしたものをひたすらつりつける作業に移らざるを得ません.本当は全部はずして2台で記念写真なんてとってみようかな?なんて思ったんですが,そんな余裕全然ありましぇん.フロント周りの移植が終わったらお次はフロントフェンダーです.フロントフェンダーは本当はタイヤを外してしまったほうがいいのかも知れませんが,今回はタイヤありのまま行きます.ここはそんなに手間をかけず終了.

で,次はタンク.タンクは普段やっている着脱を2回やればいいだけの話なんで話題としてはつまらないのですっ飛ばします.

意外に面倒なのがテールカウル.リアのウィンカーは外さないといけませんし,下側のカバーを付け外ししたり,タンデムバーを付け外しするのも結構な手間です.テールカウルはいつも着脱に20分程度かかっているので,これの倍かかってしまいました.意外にテールカウルが精神的にはつらかったかな?

で,サイドカバーを換装すれば2号機のほうはできあがり〜.なんですが,これでは少し物足りない.というのは1号機の新しいセンターカウルとアンダーカウルがないじゃあないですか!ということでまた製作です.

で,例のごとくグルニエをごそごそやっていると使えそうなアンダーカウル,センターカウルがまんま出てきてしまうのがご愛嬌.アンダーカウルはもうそのまんまA4の900Rというロゴまで入っている銀色のものがあって,それをそのまま利用します.センターカウルはシルバーのおそらくA1,G1のものがあるので,この上側をルミナスポラリスブルーに塗ることにしました.従って今回の製作作業はセンターカウルのみになります.

早速センターカウルの上のほうについているLIQUID-COOLED〜のロゴステッカーを剥がします.当時は水冷がそんなに珍しかったのね〜とか思いながらスクレーパーはさっと剥がし,周辺との段差を埋めつつ従来の塗装の表面を荒らすべくペーパーがけ.乾燥は念のため1日置いて日曜の朝にびや〜っと塗って,色がついたらクリアと重ね塗り.最後にクリアにボカシ剤を塗っておしまい.

1週間の乾燥の後,赤いラインを貼って密着を確認したら機体に取り付けです.今回はアンダー,センターカウルだけなのでそんな手間ではありません.特にインナーカウルはそのままついていましたし.

さて,作業終了してちょっと離れたところから観察.う〜ん,なかなかいいんじゃないの?87年式のちょうど私が750Rに乗り始めたころの現行モデルが忠実に再現できました.当時の自分がこのカラーに乗ることになるなんて想像もしてませんでしたが,ある意味感慨無量といったところでしょうか.

ということでグルニエのアンダーカウル類も消化でき,なおかつせっかくの休日のかなりな時間を裂いてやった甲斐があったってもんです.(目的や効果はいろいろでしたが)

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