ハーネスを組み込まれつつも一向に火が入る気配さえもないMy忍者.実はこの間少しずつ外装をいじってはいたのですが,特筆する技量の向上もなく,当WEBのUPもなんとなくご無沙汰.で,なんかUPして楽しいものはないかと探してみると...うーむ.一応ある.グルニエの隅の箱の中にごちゃまんと.キャリパーです.で,問題はまずその外見の汚さよりも,もう既に硬化して変形しているであろうシール類.まあ,言葉を大袈裟に言うとオーバーホールという感じですか..ね?
まず,その個数ですが,A6以前用のキャリパーは全部あわせて都合7ヶあります.これらを全部,作業前に綺麗にしないと...実は結構げっそり.パッドを外して,もう,水にドブ付けして,とにかくブラシでキレイキレイに.といっても大して綺麗にはなりませんけど(^^;.
これでやっと普通の作業開始です.まず,キャリパーのオーバーホールという段になって皆さん最もお困りなのが
で,エア抜きが出来たらブリードバルブを締めて,レバーをにぎにぎ.果たしてピストンは徐々に出てきましたよ〜ん.しかし調子に乗っていると.ありゃりゃ.フルードがだぼだぼと漏れてきちゃいました.きゃー,庭にこんなもん垂れ流しては家族に何を言われるかわからないので,手で受けたりして.もう無茶苦茶.とほほ.なんとか納まりをつけて,今度はフルードを抜きます.結局ブリードバルブごと抜いてしまって,レバーにぎにぎしながらペットボトルで受けて抜いていきます.最終的には殆ど残っていない状態から手でピストンを抜き,シリンダ内のフルードを拭き取って一丁上がり!
さあて.と,ふっと見上げるとそこにはピストン抜き待ちのキャリパーがあと6ヶもあります.むむ,先が思いやられるぅ〜.で,ここで一個一個の様子をUPしても面白くないので,中略.まあこの結果ちょっとだけエア抜きがうまくなってきたかもしれません(^^;.しかしフルードは使い回したので結構泡が混ざってて,このまま使うわけにはいきません.しかも結構飛び散ったりしてもうお庭がまるで,死の世界...
ここからは一応車体は関係なく進めます.さて,苦労して出てきたピストンですが,とても使う気にさえならないものもあれば,結構綺麗なものも有ります.とりあえず,ワイヤーブラシでガシュガシュやってみます.うーむ.完全とまではいかないまでも見えるレベルにはなりました.ここで小休止.というかおやすみ〜.
さて翌朝.昨日結構磨いたピストン.その時は綺麗にみえても,やはり個体差はありますのでその中からいいやつを選抜して3ヶ.今度は1000番のペーパーで磨きこみます.キャー!結構綺麗になるなる.もうこうなったらかなりフェチ気味に磨き込んでしまいます.といっても外形が細くなっちゃうほど磨いたら元の木阿弥ですが(^^;.
まあ多少先端の部分は取りきれないところも有りましょうが,まあダストシールにも触れないであろうと勝手に決め付けて,自らを牽制しておきコンパウンドに切り替えます.ちなみにここでちょっと知ったかぶり.ペーパーもコンパウンドも磨く時はあくまでも円周方向にこすらなくてはいけません.軸方向にそって磨いてしまうと,フルードが漏れる溝を掘ってしまうようなものですからね.ここらへんはフォークのインナーの錆を落とすときのコツと同じですね.で,とりあえず3ヶ,ぜひ使いたい!という感じのピストンが確保できたので,今度はキャリパ本体です.外側も結構綺麗にしますが,問題はスライドシャフトとシリンダ内部.まずスライドシャフトは錆が浮いていてちょっと磨いただけではテカテカにはなりません.でも600番ペーパーを当てていくと,出っ張った錆は取れました.ここにグリスを塗ればそうそう引っ掛かることはなかろうという程度に磨き込み,悦に入ります.次はシリンダ内部.シールを取り払い,側面に浮いた曇り(多分錆び始め)を拭き取り,軽くコンパウンドで磨きます.シールはダストシールの方が一部変形していたりして,やはり再利用は無理そう.でも,これで中身は新品同様.これでピストンもキャリパ本体もいいやつの前後で計3セット.うーむ.これで結構いけるかも.期待がますます高まります.あとは取り寄せた新品シールをあわせて組み込むだけ〜.でもフルードを入れずにピストンを組み込むとへたりが早そうなので,今日のところは,組みません.うーむ早く組んじゃいたいな〜.それにどんなタッチになるんだろうか?結構楽しみ.うふふふふふのふ.それにしても疲れた....(虚脱感)
