ついにフレームGET

6月も半ばが過ぎ,遅めの梅雨本番が訪れたある日何気なくメールをチェックしていると,ある方からメールが入っていました.そのある方というのはKAZUさんという方で,NINJA系ホームページでは結構有名な方.実は以前から私はKAZUさんを知ってました.KAZUさんは自分のHP内でNINJA制作をレポートされており,ちょうどそれが私のこの企画開始時期にシンクロしていたので(実際には年末から年明けにかけて短時間で組み上げられたようなのですが),その内容を参考にさせてもらっていたのです.そのHPには個人売買のページもあり,先だってのFホイールはこちらで見つけたという経緯もありました.

で,そのメールの内容というのは私にとって涙物の内容でありました.そのメールに目を通しているさなかからもう込み上げる感動でマウスを握る手が打ち震えました.なんとこのHPをご覧頂いたようで,あまりの内容に見かねてメールをくださったということでした.実際このHPの後ろの"恵んでページ(ちょっと違う)"にあるパーツのうちいくつか譲っていただけるとのこと.それに750Rのフレームも難有りながらあるとのことでした.事はとんとん拍子に進み,その週末お邪魔する方向でまとまりつつありました.ここで問題になるのは交通費.ここは家族を連れて家族サービスついでにして,交通費を浮かせてしまえといういつもの手を考えはじめました.ところが,KAZUさんのご住所を聞くと遠い...行ってパーツを見せてもらって家族サービスして帰ってとしても1日では到底収まりそうにない.で箱根の安い宿を予約し,お泊り計画を打ち立てました.一応久しぶりの温泉に妻も同意し,レッツゴーです.

さていきなり当日.家族サービスというには絶好の不日和(天候最悪っつー事デス)の中,山を下ります.しかしまあ,このご自宅というのはロケーション最高です.ちょっとのお散歩ついでに箱根なんて!それに比べうちの近所の寂しい事ったら有りゃしない.ZXRの走行距離も伸びないわけですわ...とか思いながら,ご対面,そしてご挨拶もいいかげんにいそいそとガレージへ.そこはもう私にとっては魅惑のパラダイス.宝の山です.かといって何から何まで譲っていただけるわけでもないので,最初は遠慮気味に物色です.

9部山タイヤ付Rホイール,カウルステー,シートレール,ミラー左右,山盛りパッド付きキャリパー,スクリーン,メーターASSY,ラジエター,オイルクーラー,RX用オイルクーラー,インナーカウル,トップブリッジカバーを宝の山の中から掘り出し,さて問題のフレームです.実際フレームは例のA4フレームを何とかしようとごく最近ある業者さんに頼んで修正(みたいなもの)してもらったばかりだったのです(お代は缶ビール6本).ただし,その業者さんはフレーム専門ではなく,普通の加工屋さんでして,フレーム修正とはいってもジャッキに毛のはえたような治具を使って狭くなった隙間のところをぐいぐいと拡げていくという方法で,なんとかショックの上端のボルトが抜けるようにしてくれたのです.そのあと若干の平行出しなんかをしてもらいましたが,このままではチェックのしようもないし,測定装置もないので,すべて片目で首を左右に振ったりして確認です.私もチェックしましたが,"ほぼ問題無いかな〜"というレベルになっていたので,これをそのまま使って組もうか悩んでいた最中でした.一方私のA4フレームもこの750Rフレームもカウルステーブラケットに問題を抱えている部分はほぼ同条件として,あとはエンジンです.やっぱり900Rのフレームに750Rのエンジンを載せて車検を通すのも何だかあほらしい気がしてはいたのです.まあ改造申請も経験のうちかななんて気軽に考えてみたりもしたのですが,KAZUさんのお話ではこの750Rのフレームはこのままだと廃棄処分になってしまうということでしたので,今回やっぱり譲っていただくことにしました.結局パッドがいっぱいついたキャリパーなんかもありったけ譲っていただくことになり,私のほうははじめの態度と打って変わっていつのまにか"遠慮"というのがどこかに吹っ飛んでました.(^^;

トランクにごっそりと詰め込んで,さて商談となりました.私の提示した金額はKAZUさんの顔をちょっと曇らせましたが(図々しさ爆発の私をちょっと反省),なんとか家庭内借金生活に突入せずとも済むところで商談成立.トランクに詰めてしまってから値段を決めるあたり,後から考えるとちょっと意地汚いというか...ここでもちょっと反省m(_ _)mです.このあとトランクにパーツ満載で箱根を走り回り,沼津に寿司を食いに行ったのですが,まあ殺人的な雨の上,トランクの重量の影響か強烈なアンダーステアが出て恐かったっす.家族サービスとはいったものの,今回の家族サービスは"富士山を見よう"をコンセプトにしていたにもかかわらず一回も見えずと,お粗末なもんでした.不完全燃焼気味の子どもらはこの夏やっぱりどこか連れていってやらないといけませんねぇ...

さあっ!あとは小物と電装と外装だ!依然先は長い...

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