火入れ

ついに火入れです.といってもすぐに実走可能になるわけではないでしょうから単なる通過点の一つとしてあんまりドキドキしてもしょうがないですが...一応火入れと同時に実走しないまでもいろいろな昨日を確認する必要があるので,準備が必要です.

まず,油脂類の充填です.はじめにクラッチ.実はフレーム入れ替えとした場合NINJAはクラッチラインを1度外さなければフレームから抜くことが出来ません.背骨にあたる部分の三角形の隙間をクラッチレリーズとクラッチマスタのいずれも通過することが出来ないのです.よって一旦分断した時点で必ずエアが入ります.このエアを抜くのと同時にクラッチフルードの交換を行ないます.今回エアーの量も少ないので"ビオレ"は使いません.数回クラッチレバーを握った後握ったままでブリードバルブを開けてしばらくするとエアーが出てきました.一瞬でエア抜きが終わってしまいました(^^;.一応一巡するぐらいフルードを継ぎ足して,終了.

次にバッテリの充電です.というのはフレーム着せ替え前にエンジンをかけたときにセルの回りが遅く,始動に時間が掛かったのが気になったからです.もともとこのバッテリはもっと元気があるはず.バッテリがまずいのかセルが弱いのか特定するため,取りあえずバッテリは大丈夫な状態にして試してみたかったのです.8時間程度の補充電で結構インジケータの針も充電完了のところにきています.これでなんとか大丈夫でしょう.

次に電装系の確認,プラグコードの出来あがりも不安では有りますのでちゃんと火花が飛ぶかどうか,プラグの清掃も同時に行ないます.エンジンブロックにネジ部をくっつけ,セルを廻し,火花を確認します.うーむ.我ながら力強い火花!あと灯火類.ウィンカー,ヘッドライト,テールライト,ブレーキランプ.あとホーン.うーむ力強く鳴る鳴る...一応ヘッドライトの光軸調整も自分なりにやってみて,OK!

さて満を辞してガソリンを入れ,イグニッションON.セルをキュルルル.一発で掛かりました.アイドリング調整もしてみたりして,うーむ.うまく行きすぎ!と思ったのもつかの間.ありゃりゃ,だんだんかぶったような感じになってきた.回転を上げてしばらくすると回転が下がってくる.元気付けようとあおりを入れてみると,クランクケースのブリーザからオイル(?)を吹いた!うーむ.おかしい.オイルレベルをチェックすると...一杯に入っている上になんだか泡立っている.何?泡立っている?そういえば吹いたオイルもガソリン臭い!キャブの2番もガソリンが滲んでいるし何か変...何とかせねば.その日は結局それで作業終了.

方針を夜な夜な考える私.あ〜,どうしようかな...

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