フレーム着せ替え(その2)

あせりつつも,庭から書付きのフレームを持ってきます.ここで記念撮影.感慨に浸る間もなく,そそくさとフレームをジャッキアップされているエンジンに被せます.外すときに然して抵抗無くエンジンとフレームを止めているボルトが抜けてきたので,外したフレームも曲がりは無いと思いますが,外すときよりも嵌めるほうが大変でした.なんと言っても上からフレームを持ち上げ適当な位置に狙いを定めて下ろすのですが,この時ほど屋根付きのガレージがほしいと思った瞬間は有りませんでした.屋根があればチェーンブロックでも使って徐々に下ろせるものが,もう運次第な感じ.案の定フレームはエンジンの上にどっかり載ってしまって,ネジ穴の位置ももう合わない(T_T).仕方なくフレームをちょっと手で持ち上げながら穴位置を合わせ,ネジを通すのですが,これが大変.腕はプルプルしてくるは持ち上がらないは最悪.結局両手で一旦持ち上げとするとまたまたパンタジャッキが外れるし(T_T)...

で,なんとかエンジンにフレームが嵌りました.次は前後足回り.まず後ろからです.ショック,スイングアーム,ホイールのASSYで外したので,これが持っているとリンクの部分でいろんな形に変わるものだから大変.ようやっとフレームにショックとフレームのボルトの位置があったと思ったら,今度は左右のバランスが崩れ,一瞬油圧ジャッキからエキパイが浮きました.とっさの判断で逆側の手を添え,危機一髪でクリアしましたが,もうドキドキさせるんだから!リンクやスイングアームをとりつけると.次はフロント周り.規定のトルクで締めるのは外すときと同じで,不安定なままで力をかけると大変なことになるのでジャッキから降りるまで待ちます.これを後で忘れると大変なので,忘れないようにしないとね.フロント回りは,またまた苦難の連続.三つ又をベアリングにグリスアップしてからフレームに入れ,ステムナットを入れようとしたら,これがなかなか入らない.何度トライしてもフロントフォークを保持する体力を失うだけ.仕方なく夕飯の支度をしていた妻を呼び,ネジを締めてもらいます.とほほ.この時点で妻はかなり呆れ顔です.次にホイールを入れ,キャリパを付け,ジャッキをおろします.ここでひと段落です.各部増し締めや規定トルクでの締めこみを行ない,ふと辺りを見回すと.夜....この日は適当に後始末をして作業終了です.あ〜疲れた.


さて次の日.ハーネスを通します.背骨にあたる部分にまず何を通すか迷ったのですが,水回りを通すと占有断面積が多いので,まずハーネスを通すことにしました.ハーネスはもう昔取った杵柄.さくさくとフレームの間を通します.通します.通します.うーむ...難しい.思ったより時間を食ったのと,もともと保安部品のついていなかった車体なので,そこらへんのアレンジに手間取りました.でもなんとか問題無く収まりました.

次に水周り.水周りと言ってもクーラントキャップのついたL字型の配管をラジエターとソレノイドの間に渡すだけなんですが...ちゃんと液漏れしないようにホースバンドもちゃんと締めこんで,キャップも綺麗にして漏れが無いようにお祈りしておくのです(要は特別なことはしていない).

クラッチラインも這わせ,次はテール周り,フロント周りをつけてとりあえずタンク,シートを乗せると出来あがりです.あとは火を入れるだけ!といってもこんな簡単に終わらないのは想像つきますけどね〜.

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