G.W.の間,NINJA部品調達は資金が続かず,購入はもとより交渉もなく,進捗ゼロでありました.まあそれも悲しいので,暇つぶしのお遊びについてご報告します.
先日のエンジンを売ってくれた方は,G1のRXへのエンジンの載せ替えをやられたわけですが,これと同時にRXの280kまで刻んであるメーターへの換装も同時にやられたそうです.それであまったG1のメーターとそのRXについていたメーターのカバー(傷あり)を頂いたのですが,これでちょっと遊んでみました.
まず,頂いたRXのメーターカバーはFUELゲージ側の窓が割れています.これを何とかしたい.外観上は割れだけではなくカバーの外側も擦過痕があったりするのですが,実用上問題無いので,今回はその割れた窓を何かでリペアします.まず,割れた破片を取り除きます.これは頂いたときから"何だか本物のガラスみたいだなー.危ないなー."と思っていたのですが,実は本物のガラスでした.そういえばメーター周りってどれだけ拭いても傷がめったに付かないし,変質することも無いですし,ガラスだったんですねー.よくよく考えると当たり前ですが(^^;
さてガラスとわかっただけでその除去作業も気合いが入るってもんです.耐震性を考えてのことか,この破片がちょっとやそっとじゃ抜けない.あまり力を入れても手を切るし,力を入れないと取れないし,工具を使うと割れて飛び散るし...心臓バクバクさせながら,格闘すること約10分.やっと取れました. このガラス板はゴムのライニングにすっぽり収まっているような形で,ケースに接着させたリングで押さえられています.引き続きゴムライニング自体は簡単に取れたのですが,これを押さえているリングは接着ですからなかなか取れません.てこであまり力を入れようとすると,周りのプラスチック部分が変形,破損するかもしれませんし,慎重に接着部分を少しずつ剥がしていきます.この作業はかなり時間が掛かりました.構造を理解するのに20分.剥がすのに20分.何といってもこのメーターカバーはASSYでないとパーツリストに載っていません.また新しく購入すると大枚はたかなければなりません.なんとしてもこのまま利用したく根気強く作業を続け,やっとのことで右のようにリングが取れました. 次にこのガラスの代替です.本来ガラスを使いたいのですが,1.5mm厚のガラスなんてそうそう在りません.仕方なくアクリル板を用いました.まあ傷が付いたとしたらなんか考えないといけませんが,とりあえずですね.ゴムライニングの内径にあわせてアクリル板を切り出し,ライニングに入れてリングで押さえ樹脂系の接着剤で接着します.外観はなんとかなりましたが,ちょっと心配ではあります. | ![]() G1メーターと破片 |
で,早速通電試験をやってみました.メーターライトを点けて部屋を暗くすると,メーターの文字が鮮やかに浮き上がります.G1に乗っていた頃のことが胸によみがえってくるような感じで感無量でした.ターンシグナルなんて電源の接点をかちかち自分でON/OFFさせてみたりして.子供みたい...1点だけ不具合(?)が発見できました.これはG1(メーター左,タコ右)のメーターにRX(メーター右,タコ左)のメーターカバーがついているので,TRIPのRESETボタンと,TACO/VOLT切り替えボタンが逆です.まあこれもご愛敬ということで...全部の機能を確認したらおしまいです.バックライトを点けて感銘に浸っているうちはよかったのですが,率直な話,やっぱりガラスとプラスティックの違いでしょうか,FUELゲージだけ少し曇って見えます.おかげで,アクリル板では実用には耐えられないということが分かりました.しくしく...