チェーンオイル漬け

やろうやろうと思いながらなかなか作業が進まなかったNINJAですが,実際は仮組みといっておきながらあとで必ずしもばらすとはいえない部分についてはちゃんとグリスアップをしたり規定トルクで締め上げたりしてまして何にもしてないわけではないんですよ(←いいわけ).でもそんなのWEBにあげてもおもしろくないので,今回はちょっとニッチなネタです.

チェーンについては一番始めに曲がったフレームをゲットした時点でRKのゴールドチェーン(HFO)を入手していたのですが何にせよ中古.触ってみると,固い.でも諦めずなんとか柔らかくしてみましょうというのがこの企画の根底にも脈々と息づくコンセプトの訴えかけによって決定しました.さて,チェーンのサイズについてはNINJAは530(50).で,入手したものはリンク112.NINJAはその仕様によってリンク数にバリエーションがあって一部地域では108リンクになっている場合もあるようです.その様な場合高速側の味付けがなされており,ドリブンスプロケも小さめになっています.リンクを減らす理由はこの周長の差を埋めるためらしいです.今回750Rのエンジンを組み込みますので,リンクは112でいいと思うのですが,何分ドライブスプロケが17丁.いったいどんな感じになるんでしょうね〜?

で,実はこの530の112リンクというのはH1の標準仕様.現在,H1についているのは新車時から一度も交換することがなかった江沼チェーン.これはこれで,日々のなみなみならぬメンテナンスでなんとか使える状況を維持しているといった感じなんですが,なんにせよシールチェーンの寿命を考えるとそろそろかな?という時期です.NINJA用と考えていたRKは,固い上に,ローラー部分に浮いた錆もなかなかやる気を出させてくれるものです.まあ使っていけば何とかなるかなというレベルだったのですが,その"使っていけば"というのがくせもの.一時H1に取り付けて,チェーンのコンディション向上をねらおうという方針も打ち立てたのです.でもそれはH1にあまりにも失礼ですし,恐らく私の性格からしてH1につけてそのままというのが関の山かな〜なんて.一応自制心を利かせました.

で,まず柔らかさの追求から何とかしてみようということにしました.本来シールチェーンというのは樹脂を使っていますので,ガソリンに漬け込んだり,オイルにつけて煮たりしてはいけません.でもオイルに漬け込ぐらいなら...と思い付いたわけです.そして写真のような状態になりました.オイルは車用に用意していたエンジンオイル(VALVOLINE)を使ったのですが,漬け込んですぐにリンクの間や表面をごしごしやったらこんな色になってしまいました.また,チェーンを少々グニュグニュしてみても,ごみがたくさん出てきました.ここでオイルを変えてもよかったのですが,これしきでは一向に柔らかくなる気配が無いのを見て取った私は方針を一夜漬けから季節横断型長期漬け込みに変更しました.

その日はこのまま濡れ縁の下の発泡スチロールの箱にしまい込み,次の週,再びチェーンをグニュグニュ,ゴシゴシ...その次の週もそのまた次の週も...地道な作業は続きました.これが約2ヶ月.さてチェーンは一体どうなったかというと,かなり柔らかくなりました.少なくともH1についている純正チェーンよりは(泣)...でもいいんです.とりあえずこれで走り出して異音が出てくるとかいうことも無いでしょうから.まだローラーは錆が浮いていますが,それはNINJAが走り出せばすぐになくなるだろうということでお気楽な私はとりあえずこのチェーンをNINJAに取り付けることにしました.

さて,つけてみての感想は?"かっくいいいい〜!"思わずグルニエからチェーンケース持ってきてつけちゃいました.でもマフラーがついていないのでスタンドを跳ねあげた状態だとチェーンに干渉する(T_T)...今マフラーつける暇も無いのでそのままスタンドをちょっと逃がして今日はこれでおしまい.でもあまりにも格好いいのでH1につけたいという野望がまたふつふつと...

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