マルチリフレクターライト

今までのところこの忍者には輸出仕様のライトがついていました.輸出しようといってもものは右側通行の国での使用を前提としてライト光軸が右を向いているのです.従ってまっすぐ前を向いていないといけない車検制度を持つ日本では,このライトハウジングを思いっきり左に向け車検を通さなければいけません.忍者の場合はこのような芸当ができるのですが他の車体ではこのような輸出仕様ライトが車検にパスしないものもあるようで,結構面倒くさかったりするようです.まあ,私の場合車検が通ることはわかっているのですが,今一気になる.

以前国内仕様のライトも持っていたのですが,前回の忍者に装着してしまいましたし,何かいい手は無いか画策していたのです .そんな矢先,ヤフオクでまたまた発見.

マルチリフレクターライト.国内では最近RAYBRIGやDAYTONAあたりが発売していますが,10000円以上するものでもあり,触手がなかなか伸びなかったのです.また以前アメリカ出張の際に見た雑誌広告でこの安いライトが通信販売で出ていたのですが,今一送料が高くって購入に踏み切れなかったという経験もありました(その時は70$ぐらいだったような?).しかし,6000円台で送料格安ときた日にはもう触手が伸びまくり.ちなみに忍者とZRXの400や1100,1200の角ライトは共通なので流用が利くようです.今回はZRXのものとして出品されていたものを落札.早速到着とともに作業開始.

まず,ものの出来ですが,ライトハウジングの裏側があまりきれいでないのはご愛嬌.バルブの後ろから水の浸入を防ぐゴムシールもこんなんで良いんだろうか?と思わせる代物ではありますが,まあいいでしょう.ポジション球は端子がついていないもので,忍者の場合はここに市販のギボシをつければよいことになります.早速このギボシの取り付け作業から行い,事前作業は終了.

次に取り付け.カウルを外し,ライトを外します.忍者の場合はライトハウジングの上下にネジがあり,これで上下からカウルステーに挟むようにして上下の軸が出来たところを左側のスプリング付きネジで左右に首を振らせるというもの.で,問題発生.

首振り用のスプリング付きネジが入る穴が,ライト側のステーの先端にあけてあるのですが,このステーが内側に曲がっていて全然ネジが穴に入らない.仕方なくペンチで挟んで”えいっ!”と曲げます.これで難なくネジが入りました.しかし,首振りにネジを回すとなんと重いことか.う〜ん,こんなんでいいんでしょうか?

それはそうと今回交換しないもともとのライトの周りのホルダですが,所々薄くさびも浮いていて見栄えが悪い.ここで適当に塗装しておきました.ほほほ.あとステーのさびもタッチアップ.おお!美し〜.純正よりもひときわクリアなライトレンズが,いかにもこの古い忍者を最新機にも引けを取らない機体であるかの錯覚を起こさせます.(←だってそんなはず無いんですもん)

で,早速試運転と行きたいのですが,未だ走れる状態ではないのでその効果は体感できません.日中明るさを云々行っても仕方ないですし,近々火が入り公道を走る日を待ってインプレッションと行きたいところです.あ〜.楽しみ.

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