タンク錆取り再び(2)

さて,またまた気を取り直してようやっとRS-R1000の出番かな?と思いきや,そうでもないわけです.要はこういった薬品を入れる前にパッキン,その他のパーツなどの類を外さなくてはなりません.で,前回はどうしたかというと木片を押し当てたりしたわけです.前回の木片は長時間放置していたらだんだん漏れて来るもんで往生しました.今回は同じ手は使いません.実はジャンク部品のコック,キャップ,ゲージの3点セットがあるのです.まあ,ジャンクはジャンクですのでこれを今回それぞれの部位に仮付けして使うことを思いついたのです.それぞれのパッキン類はある程度機密性は保てると思うのですが,もう硬化しているのでどうなることか...

とりあえずつけてみて,水を入れてみて漏れを確認.キャップのほうは漏れるのは仕方ありませんが,どうやら塗装にはかかっても影響ないようですので,今回はこれで行くことにします.まずやらなければいけないのは,脱脂.しかしそんな脱脂剤なんて持ってないので,無理やり内部にブレーキクリーナを吹いちゃいました.塗装にかかった場合の影響は心配ですが,とりあえずお手軽ってことで(^^ゞ

で,いよいよ投入です.まず蓋を開けて,匂いをかぎます.う〜ん,変な匂いです.刺激臭という感じではありませんが,長らく嗅ぎたくない匂い.まあ,匂いで何か判断がつくわけではありませんが,一応.投入すると,入り口近くの錆に当たってなにやら煙のようなものが立ち上がってきます.う〜ん,利いてる感じ.説明書によると,ここで振り振りしてしばらく置くとあります.サンプルの写真では30分もすればピッカピカという説明なのですが,今回は10分おきにトータル1時間やってみることにします.まず30分やってみて中をのぞいてみます.すると,お〜落ちてる落ちてる.錆のほとんどは落ちているようです.あとちょっとずつさびの塊のようなものが残っているような気がするのでやっぱり続けます.あ〜,それにしても結構アクロバティックにシェイクするので,疲れる〜.

さて一時間たって液を抜きます.ここで本来は錆の再発生を抑えるコーティング剤などを入れれば完璧なのですが,ちょっとセコイ私はここで何も入れずに水洗いしてしまいました.すると見る見るうちに内壁が少し黄色く変色していくではないですか.あちゃー.花咲Gの時はコーティングも同時にやってくれたので気にもとめませんでしたが,今回は錆止めを行うことを怠ったことを後悔する羽目になりました.とほほ.

でこの写真のようになったのですが,それでも十分効果があったといえるでしょう.花咲Gの時と比べると劇的といっていいぐらい.あの時は2週間近くかけてやったわけですが,何とかましになったかな?という感じでしたが,今回はあまりにも劇的過ぎてちょっと困惑気味.

で,ジャンクのコックやゲージ類を外し,水気も抜いてドライヤーで乾かして,しげしげとゲージを見てみると!なんと美しい.まるでこれをジャンクとみなしてダミープラグとして使った私を責めるかのように美しく変貌したゲージがそこにはありました.ははは.

こんなぐらいに効果があって花咲Gの約半額.まあコーティング効果を差し引けば,妥当な額なのかもしれませんが,短時間で済む上に効果が歴然としているわけで,これはお勧めですよ〜.今まで知らなかったのが不思議なくらいですが,まあ草の根的に今後も語り継がれていけばいいかなっと思う私であります.したがってWEBの紹介もなしですが,検索すれば簡単に出てきますから,タンクの錆でお悩みの方は一度お試しあれ.

これでなんとか燃料系が完璧になったわけで,いち早く火を入れねば...と心急ぐ私でありました.

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