ウォーターポンプからの水漏れはその後起こりませんでした.まあ,あほな原因でああいったトラブルが起きたのも忘れ,さっさと車検の準備なんかを進める単細胞な私.で,喜びもつかの間.オイル窓を見るとあれれ?増えてる.もう上限超してるのはおかしい.しかも白濁している.こここここれは...もうお分かりですねまたウォーターポンプです.それも一番悪質なクランクケース内側へのリーク.
オイルとクーラントが混ざると,もうえらいことです.クランクケース内部は当たり前のことですが水分厳禁です.一刻も早く水分を抜かなくてはいけません.前の忍者で懲りたので,こんなことが無いように新品のシールをおごったウォーターポンプを入れているのに何でこんなことがおきるのか?ちょっと混乱気味で復旧作業です.
まずオイル,クーラントを抜きます.案の定オイルははじめバターのようになっていて,なかなか抜けてきてくれません.コイルフィルターもなんだか固まる前のコンクリートの中から発掘されたみたい.オイル容量は約1リッター増えてました.こりゃ大層漏れちゃったもんだわ.と感心する私.ついでクーラント,クーラントは減っているだけでしょうなんて思っていたら大間違い.クーラントの中にもオイルが混ざっています.もう何が何やらわかりません.すごい漏れ方.
クラッチレリーズをスプロケカバーごと外し,ウォーターポンプのパイプを2本外してもそのパイプの中からオイル交じりのクーラントが出てくる始末.やっとこさウォーターポンプを外し,ウォーターポンプをしげしげ眺めてみると....
シールを逆に入れ替え,再びウォーターポンプを組み込み,復旧します.オイルフィルター,オイル(Castrol GTX)とクーラントを買出しに行き,再び古いオイルフィルタ(庭のスペアから取った)+オイル+クーラントを入れます.入れてしばらくオイルが例のごとく増えてこないかを確認.これが結構大変.というのは,まだ水が残っているので,オイルがエンジンを回転させると泡立つのか若干増えるのです.半日待つとまた元に戻っているのですが,どうも信用置けないので,またエンジンをしばらく廻して確認.これでもオイルは増えてこないので,これなら漏れはなくなっているでしょう.で,オイルを抜きます.でもまだ,オイルの一部が乳化しています.で,一日置いてからそのオイルを乳化していない部分のみ利用して再びエンジンに入れます.まあ高回転にするわけではないので,フラッシングオイルと思えば...ここらへんとっても渋ちん.
再びエンジンをしばらく廻し,2日おきます.乳化状態もかなりましになって,オイルを抜いて出てくる水もかなり減りました.ここで,もう1セットのオイルのボトルを空け,オイルフィルターも新品を奢り,やっと乳化オイルから開放されたかな?っと.でも少し廻すとオイル窓に水蒸気が付いていたりします.これは無理やり走って飛ばすしかないかも...今度こそ車検かな?