キャブと火入れ

燃料系といえばキャブ.キャブといえば黒キャブです.ものの方は入手済み.A7フルパワー用,なのに黒キャブ.黒キャブと白キャブの境目はA6とA7の間だとばっかり思っていた私は意外でしたが,A7以降でも黒キャブ仕様があったんですね〜.で,私はこのなぞを解くためにキャブをいっぱい落札してしまったのでした.その結果何かわかったかということですが,これが何にもわかっていないんですね〜.結局手元に合計24気筒分のキャブが残ることになりました.まあ,部品取りやなんかには使えるからいいんですが,あまりにも私の散財ぶりったらヒドすぎ.

そんな馬鹿なお話はさておいて,キャブはやっぱり取り付ける前に清掃したり調整したりと大変です.もちろんヤフオクで中古を購入したのですが,今回のはばらしてみてあらびっくり.とても綺麗.穴という穴をチェックしましたがひとつも詰まってないし,例の羽根の削れもほとんどありません.

おお〜,これは走行極少のこの車体にふさわしい感じだわん.という感じで歓喜の中,再び組み上げる私.で,早速車体につけるわけです.もう車体への装着は慣れたもので,サクサクっと装着したらあとはタンクの心配だな〜なんて思うわけです.しかし火入れして早速状況を確認してみたいのはヤマヤマ. したがって,タンクをちょっともう一台のほうから失敬する計画の私.

でももしものことに備えてブレーキぐらいはつけておきたいわけで,ブレーキをちゃんとすることにしました.ブレーキもステンメッシュホースを一部自作で入手済み.ホイールは上物のタイヤ(BT-45V)とともに入手済み.次の週末にはリアホイール,ブレーキ周りもこれらに加えて装備させ,ライムグリーンのタンクを乗せるわけですね.

さて,バッテリも移植したら早速エンジン始動.毎度のことながら緊張します.といっても一回組み上げた時点でセルをチョンチョンとやってクランキングは確認していますので,あとは前回のようにバックファイヤが起きないように配線を再確認しておくだけのはずなんですがなぜか緊張します.で,タンクのコックをPRIにしてからしばらくして戻し,セルを回します.これが結構かからなかったりするかななんて思ったんですが,全然そんなことはありません.3回転ぐらいで,火が入ったニンジャはなんと静かなことか!あっちのエンジンとは比べ物にならないほどの静穏.いや静寂といってもいいでしょうか?エギゾーストからははじめは白煙を混ざらせて咆哮しましたが,5分もエンジンを回せばまったく普通のニンジャのエンジンのにおいがしてきました.アクセルをひねってもとても素直に回転があがっていきます.

ああ〜,これがニンジャというものか〜

で,感涙に咽ぶのもそこそこにしてやっぱり実走行までインプレはお預けということでエンジンをいったん止めます.

で,ちょこちょこっと作業をしてタンクとバッテリを元に戻してカバーをかけようとした瞬間に異常に気づきました.恒例のキャブからのガソリン漏れ.それも4つすべてのフロート室のあわせ面からダラーっと漏れていてこれはまたあちゃ〜という感じ.早速この部分のゴムシールを4つ注文する私.それにしてもキャブは毎回必ず2回つけることになるのね〜.

あとは本番の例のタンクということで.塗装があがったタンクに先ほどのキャブのゴムシールと同時に頼んでおいたコックと燃料ゲージ周りのゴムシールを取り付けます.あとはガソリンを入れて何を待つだけなんでしょうか〜?楽しみですね〜.ふふふふ.

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