組み立て

組み立てですが,これは部品調達に結構時間をたてたのと,ある理由があってなかなか着手することができませんでした.というのは,不動状態になったZXRの解体を待って,その開いたスペースで組み立てざるを得なかったためです.ZXRは部品が徐々にはがしながら売られていったので,本当にスローペースで解体が進み,ついには初夏に組み立てることになってしまったのでした.まあ,その分いろいろな準備が進み,組み立て以降が順調に進むかな?なんて思っていたのです.

組み立ての手順に関してはもう慣れたものなので,詳しくはレポートしませんが,今回はとても順調でした.難を言えば,エンジンを作業場所まで運んだときに下に強いていた段ボールや木製エンジンスタンドが腐食していっぱいのクズが散乱してしまったこと.

これは娘に小遣いをやり掃除してもらいました.なんと鬼のような親だこと...まあ本人も少ない小遣いにもかかわらずいやな顔ひとつせずやるところが,ちょっと親心の罪悪感をくすぐります.ここでまた物事をいいほうにしか感じない私はああ〜,ええ子に育ったこと.なんて思うわけです.(ほんとひどい親...)

自分勝手な感慨に浸るのはここまでにして,作業を始めましょう.エンジンは下に3つのジャッキを入れ込み,この状態でフレームをかぶせます.ネジをすべてとめてから,徐々にジャッキを揚げていきます.少し揚げてスイングアーム,また少し揚げてリアホイール,とここまで順調に見えましたが,調子に乗っていすぎたのでしょう.やっぱり失敗していました.というのはフレームのエンジンマウントにネジを入れるときに,ステッププレートをつける3角のブラケットをとめるのを忘れていたのです.

仕方なくいったんネジを抜き,再び付け直します.ここんところは結構私でなくても忘れやすいところでしょうから,要注意です.と,自分の反省はどこへ行ったのやら.で,気を取り直して作業再開です.この時点での状況はリア側にウェイトが行くことで,ジャッキの前側にかましているほうはほとんど利いていません.したがってフロントフォークをつけるとき,フロントホイールをつけるときはウェイトバランスを気にしながら取り付け,ジャッキ揚げをしていかなければいけません.フロントまわりがついたら,ハンドルバーまでちゃんと取り付けます.というのはここでジャッキをもう下ろしてしまいますので,取り回しのために絶対にハンドルが必要なんです.このジャッキダウンの瞬間がいわば部品がバイクになった瞬間です.

で,ここまでなんと2時間半しか経過していません.前回は約半日かかっていましたから,多少のミスがあったにもかかわらず大きな進歩を感じます.しかし別に作業そのものが早くなったわけではなく,玄関前に必要な部品をあらかじめおいておいたり,工具類が必要なものを先に用意しておいたりと,段取りが良くなったところが大きいと思います.あと娘に掃除してもらった点も十二分に考慮しなければいけないでしょう.まあ今後ほかの車種に手を出すとまた勝手が違ってここまでスムーズには行かないでしょうね.ということで,家族サービスもあるので今日はここまで.

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