赤い外装(その2)

お次はフロントカウル.でもこれはちゃんとA1またはG1の赤のものが入手できていました.というか以前買っていたんですが,梱包を解いていない状態でグルニエに放置してあったので何色だったか忘れてしまっていたのです.それを以前赤のフロントカウルを買ったはず...と記憶の糸を手繰り寄せながら,家捜しして掘り当てたものです.ものはライト開口部の下部と右ミラー付け根あたりにひびが入っていて,これを補修してペイントします.またライト開口部の上のKawasakiデカールは渋ちん根性で流用するため,マスキングします.

補修については原則グラスファイバシートと2液エポキシを駆使して補修します.あと表面は適当にパテ埋めして大体の面が出たらOKとします.下地が赤なので,補修部分はプラサフをかけましたが,それ以外はペーパーで荒らしただけで,その上からペイント.まあまあかな?ちょっと荒削りな感じもするけど...

タンクはこれまた手持ちのものを流用します.これはなぜかローソン仕様のカラーリングでして,左モモのあたりがベッコリいっています.ここはおなじみデントリペアの登場です.で,数十度のトライの末,なんとか凹みは最初の1/3程度にはなりましたが,ちょうど曲げの入った部分でもあり,完全にとりきれないのと,ライムの塗装がデントリペアでポロポロ剥がれてきましてセットする位置が限られてきたもんですからここでデントリペアの作業を中断し,あとはパテで何とかすることにしました.でもいつものパテよりは結構厚塗りをしなければいけないので,ちょっとここはストレス.

またホルツのはがし液を使い,ライムの塗装を剥いでいきます,下地は黒のA7あたりのものだったらしく,このライム塗装はその純正塗装の上に塗られたもののようでした.そのせいもあってデントリペアの吸着力であんなにはがれちゃったのね.重ね塗りのせいもあって結構な時間をかけて塗装を剥ぎましたが,ここまでタンクだけで日数にして3日ぐらいかかっています.ここからパテ埋めです.まだまだ先は長いのね〜.

パテは手持ちの厚付パテを使用しましたが,これが結構古いもので少し硬化気味.一応つけた感じは良かったのでこのまま仕上げていきます.塗っては面を出しを何度か繰り返し,最後は薄付けパテで仕上げです.なかなか面が出ず,この作業はウィークデーの夜間も使い,2週間程度かかってしまいました.なんか人差し指が痛い...

さてペイントです.冬の休日の朝からの作業ですが,この日はとても晴天.まあ急いで仕上げたいのであまり塗装日和としては適していませんが,作業です.プラサフはなんとか普通に塗れて,グレーメタリックを塗っていたときにちょっとした変化がありました.塗装面が一部ぼこぼこと浮いてきたのです.時間がたてばたつほどこれが大きくなっていき,結構目立つ凹凸になってしまいました.

本当はここでやめて1からやり直すんですが,何とかなるだろうというのと,先を急がないといけないという思いが先立ち作業を強行してしまい,そのまままま仕上げのイサムのクリアまで行ってしまったのでした.で,出来上がりを見ると,ちょうど左側の上からみると,結構目立つ〜.赤い部分はきれいに仕上がったものの,グレーメタリックの部分はところどころボコボコしています.あちゃ〜.

原因については2つぐらい思い当たる節があります.ひとつは厚付けパテが賞味期限切れである点.まあもう購入して3年以上たつもので,少々硬化気味であったところを無理やり使用したのがいけないのかもしれません.

次にパテの重ね塗りのときにちゃんと引っ付いていなかった可能性です.というのは結構急いだので,パテの面を水研ぎして出して拭き上げてから1時間ぐらいしてもう一度パテを塗ったことが1度ありまして,そのときに作業した部分でボコボコが顕著なのです.まあ1点目はコスト的な渋ちん根性,2点目は時間的な渋ちん根性が原因であり,いずれも外装の補修での渋ちん根性は今後厳禁ということですね.

ということで完成度の低さを痛感しながら続きます...

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