怒涛のリアタイヤ交換(その2)

前回,コンプレッサでエアを入れていきビードを乗せるだけ〜.ということで続いてしまいましたが,ここで続いてしまう悲しいストーリーに皆さんも涙してください.ホント.

さて,話はさておき,早速エアコンプレッサをつなぎ徐々にエアを入れていきます.するとエアが漏れている音がします.う〜む安いエアツールだとこんなところでも苦労しなきゃいけないのか.と思いつつバルブのはまりを確認します.あれ?おかしくない.エアもここからは漏れていないし,何これ?と思っているとタイヤの外側に明らかに自然のものとは違う気流が...そうなんです.今度はその新しい(っつーても中古ですが)タイヤからエア漏れ.ここで今まで気力だけで作業してきた私もついにちょっと眩暈がしてきました.ホイール付きでだまされ,タイヤ付きでだまされ,いったいどんなんなのよ〜.もうかなり人間不信.

でも一応このまま作業終了というわけにも行かないので,どんな感じで漏れているのかと調査するもその漏れ口というのがもうスパッと切れているような感じでパッチでは修復不可能.裏側からだったら救えるかもしれませんがもう一度タイヤを外して裏側から補修してもう一度つけるなんて考えられません.ここまで苦労して,それなりの出費までして結果がこれだなんて神様〜,あんた残酷すぎるよ〜!

で,その日の作業は気力がぶっ飛んでしまったため継続できる由もありません.とりあえず頭を冷やして策を練ります.といっても午前中からの怒涛の作業と,その惨憺たる結果に血糖値もフルボトム状態.まともに考えられる状況にないのですが,ここで私が出した答えとは今までの対極に位置するものでした.

今まで独りよがりな考えの下程度の悪いホイール付きタイヤばかり集めてきました.それでサイズの自由度がないのと,130/80というサイズそのものが古い車体向けのものであったわけで,中古にそれらの程度の良いものを見つけようとすること自体非常に難しいことなのです.

であれば,あえて前期型の足回りにこだわってきた理由とはなんだ?ということなんですが単に安かったから.それがニンジャの生産自体が終了してしまった今,前期型の足回りでさえもある意味私にとっては高額なものになってきてしまってきています.言わばニンジャがまるでZのようになってしまったような感じ.であればその中でも入手しやすくて比較的品質も安定している後期型の足回りを入れることも私にとっては正解なのでは?と考えたのです.しかしフロント周りは既に前期型で結構いけてる状態になっています.

そうなると前期型のフロントに後期型リアもあり?そのうちFタイヤがいかれてきたら後期型のフロント周りに換装することもありじゃあないのよ,と考えたわけです.

となると話は簡単.後期型のリアを入れましょうということになります.が,この後期型のホイールですが既になぜだか入手済.以前結構な割安感があったので入手したものなのですが,今になった考えれば相当な高額落札であった後悔の伴った品物であります.詳細としてはA10のゴールドホイールにマカダムM100Xが付いているものであり,奇しくもM59Xであんな苦労をしたのにまたミシュランの同系タイヤ.溝は結構ありますし,ひび割れも皆無.

で,その次の週末に交換です.今回全部を後期型にスイッチすれば簡単なんですが,ブレーキディスクのみ手持ちがなかったので,少し工夫が必要です.今回は下記のような形で行くことにしました.

・後期型ホイール
・後期型スプロケットマウント
・前期型ブレーキディスク
・前期型ブレーキキャリパー+ステー
・前期型のアクスルASSY(カラーが前期型)

です.アクスルは後期型でないといけないのかな?と思っていたんですが実はブレーキキャリパーのステーが前期だと,アクスルのカラーも前期でいいみたいですね.で,作業そのものはスムーズに進み,終了.ちょっとアクスルホルダーの調整が左右でずれていたのでタイヤのショルダーがチェーンケースに接触したりしましたが,すぐに気づいたので問題なし.

それにしても今回もまたいらないホイールとタイヤが増えてしまいました.当初の目的が部品ストックの放出であるので,ことごとく逆効果.う〜む,苦労して苦労して結果が出ないな〜.

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