謎のガソリン漏れ(その1)

なんか最近置いてある車体の周辺がガソリン臭いことが多くなってきました.走っているときはそう問題ないんですが,置いているときのガソリン漏れということで真っ先にキャブのオーバーフローを疑う私.漏れているとことはどこかな?と見てみると,以前にもあった1番のパイロットスクリューから徐々に漏れています.で,このキャブももともとあんまり程度がよくなかったので,こんな稀有なところから漏れてくるのかな?と思い,手持ちのもう少し程度のよさそうなキャブと入れ替えてみることにしました.というのも以前フロートバルブシートにゴミがあるためにオーバーフローするのかな?と思い,フロートバルブシートやバルブそのものをとことん掃除したにも拘らずまだ同じところから漏れるということはなにか他のトラブルの原因があるのではないかと考えたのです.

ということで早速次の週末に交換作業を行います.交換に供するキャブは恐らく同年代のフルパワー用のもの.以前入手してチョークワイヤを引っ掛けるところの金具や,バキュームゲージの取り出しニップルの蓋が欠品していたりするもの.一度掃除しているとのことでジェット類の綺麗なのも確認済みといったものです.これならきっと大丈夫だろ〜.と,外したキャブのフロート室を外し,パッキンを入れ替えつつ新しいキャブのメインジェット,スロージェットの通り,フロートバルブ,バルブシートを確認します.汚れはほとんどなく,ほぼそのままくっ付けられそう.

作業はそのままさくさくと進み,タンクを取り付けエンジン始動!エンジンの回転はまあまあな感じ.あと同調を取ればいいかな?なんて思っていたところ,ほのかなガソリンの香りが...そうなんです.ここでもガソリン漏れ.今回はパイロットスクリューのところではなく,2番と3番の間の燃料パイプのつなぎ目から結構な量が漏れています.こりゃあかんわ.

ここの漏れを何とかしようとすると,キャブを各単体にバラシ,そのつなぎのパッキン類を全て最新にしてしまわないといけません.そんな多量なパッキンはないので,このキャブはあきらめざるを得ません.で,あっさりと元に戻してもうまく行くはずはありません.とりあえず元に戻すとしてパイロットスクリューの穴から漏れるというのはそもそもがおかしい感じなので,その原因を調査してみました.

すると,1番のパイロットスクリューのみ,その首元についているはずのワッシャとゴムシールがなくなっていました.そりゃ漏れるわ.ということでさっき外したばっかりのキャブからワッシャとゴムシールを移植.再びキャブを取り付けエンジンを再び始動.こっちは同調も取れてしまっているので好調そのもの.で,漏れはというとその状態においてパイロットスクリューからの漏れはありません.そしてその日の作業は終了.


しかし,その3日後にエンジンをかけてみたところ,今度はプラグがカブリ気みな感じ.始動が困難でそのあとの吹けも悪い.こりゃおかしいということで,再びその次の週末にまたまたキャブを外してみました.するとキャブからの漏れはないものの,エンジンのインシュレーターがしっとりと濡れているようです.これはキャブの表面への漏れはなくなったのですが,どうも内部に漏れが継続しているということのようです.こうなると怪しいのはタンクかな?

ということでここで続きます.

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