オイル交換とアンダーカウル

さてそろそろ大詰めです.大詰めイコールアンダーカウルという図式は今に始まったことではありませんが,アンダーカウルの装着の前にやっておかなくてはいけないこと.それはオイル交換.今回のエンジンは運搬時に少しオイル漏れがあったので以前余り缶のXF-08を入れておいたのですが,オイル窓は依然真っ黒.ここはアンダーカウルの出来上がりを待つ以前にオイル交換をしてしまわなければいけません.

オイルは最近お気に入りのXF-08.どうやらXF-08の缶がデザインチェンジするらしく,例のホームセンターでは古いデザインの缶がお安く売られているのですが,オートバックスなど大手自動車部品店にいくと既に新しいデザインの缶が並んでします.まあ,デザインの古い,新しいは私には全く関係ありません.まあ,長期在庫のオイルなのであれば用心はしますが,1ヶ月古いだけだったら私は間違いなく古くて安い方を購入します.

購入してすぐの缶と,前回途中まで使っていた缶を合わせて今回は凌ぎます.ある冬の朝,暖気をしてオイルを2箇所のドレンから抜きます.ある程度覚悟はしていましたが,オイルはサラサラの真っ黒.今回フィルターの交換も行うのでフィルター側も緩め,冬なので他の作業をしながら40分ばかりドレンを開けっ放しにしておき,滴らなくなったところでドレンを締めます.フィルタ交換をしてパッキンにオイルを塗って締め込んで,新しいXF-08を注ぎます.きっちり2.9リッター入ったところでエンジンをしばらく回し,停止させてからオイルレベルの安定するまで待ちます.きっかりオイルゲージ窓の中間にレベルが来ているのを確認して,オイル交換の作業は終了.

一方のセンター,アンダーカウルについてはかなりいい加減にやってしまいます.センターカウルは以前購入したA2のものをそのまま使用します.アンダーについてはライムの傷ありのものを傷の部分のみ補修してライムを塗って,クリア,ぼかし剤を振っておしまい.う〜む,あんまり目だたない部分ではあるもののこんなんでいいんでしょうか?

そしてセンター,アンダーカウルを装着となるのですが,ここで一つ問題が.以前入手済みのインナーなんですが,左下につけるインナーカウルに入っているはずのインサートナットが外れていたのです.ここは以前からなんどかこのようなインナーに遭遇したことがあるのですが,インサートナットが締めこまれる方向からインサートされていて,ネジを強く廻すと一緒に廻ってしまい,徐々に飛び出てくるのです.

これはなんとかして外れないように修復しなければいけません.といっても純正と同じにしてはまた飛び出てくるのは必至.ここは一工夫が必要です.

まず,このインナーカウルに埋め込まれているインサートナットですが,円形にローレットが切ってあるだけのものであり,これでは簡単に廻ってしまいます.従ってインサートナットではなく普通の六角ナットを裏側から入れて表側に飛び出てこないようにしようと考えました.

ただ,この六角ナットを入れる穴を素人が綺麗に作り上げるのは少し大変です.どのようにこの形を作るかは熟考の末,ドリルとカッターナイフを使うことにしました.まず穴に裏側からナットの厚み分途中まで6φの穴を開けます.あとはこの穴の側面をナットの形になるようにカッターで形状を作っていきます.写真のようになったらナットを無理やり圧入して完成.

ということで,インナーカウルも完成したのでアンダーカウルを装着.アンダーカウルまで取り付けると,なんだか完成形に近づいた感じがしていかにもこのまま製作記が終わってしまいそうですが,実のところまだまだ完成度が低いので今後もだらだらと続くのでありました.

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