キーセットでちょっと...

せっかく組みあがったのにいきなり小物からです.組みあがってキーセットをつけようとしたところ,ハンドルロックが出来ないことが判明.といってもフレームに難があるとかではなく,単純にロックのバーが出るまでキーを廻せないというもので,明らかにキーシリンダに問題がありそう.

キーセットはメインキーのカバーがない5ピンのもの.私の記憶が正しければ,これはニンジャ製作記IVの時に本体側のメインハーネスが国内だったので使えなかったもので,キーシリンダーカバーをそっちに流用したのでこっちは裸んぼだったもの.それに今まで付いていたキーシリンダからカバーのみ流用しようとしたものです.今回は本体が北米仕様なので5ピンのハーネスが付いていますので当然流用可能なはずということで取り付けたものです.

まあ,フレームのどこかと干渉するわけでもないので,キーシリンダの動作に問題があることは確実ということで,キーシリンダを一度外してみました.キーを差し込んで廻してみると確かにメインキーのOFFとハンドルロックの中間あたりで引っ掛かりがあります.たまに廻りきることもありますが,これではキーシリンダの中身やキーを削りながら使っているようなもので,やはりキーをよく見るとやはり少し痩せてきています.本来はここでキーを作り直せばいいんですが,今回はクレのマルチグリースメイトを少しキーシリンダ内で噴射しました.すると今度はスムーズに廻るようになりました.引っかかりも手では感じられないレベルまで消えました.

その状態で車体にくっつけて,ハンドルロックが利くことを確認して終了〜っといきたいところなんですが,キー関連ではもう1点何とかしなければいけない点がありました.それは廻せないシートロックキーです.で,何かと見てみればシートロックキーがなんだか斜め.どうやら変形しているようです.で,フレームに付いた状態でその変形をぐいっと修正してみたのですが,状況は変わらず.こうなると中身に破損が及んでいるようです.ということで再びキーシリンダを外して分解してみます.キーシリンダを分解といってもキーの中身というといわばブラックボックスなのでそう詳しく書きませんけど,キーシリンダの後ろのリンクアームを引っ張る部品を外したわけです.

すると,シリンダに曲がりが発生していたためか,そのキーシリンダで廻されるプラスチックのパーツが砕けていました.このせいでキーが廻らない状況になっていたわけです.となるとこのパーツを交換せねばなりません.普通はこんなものスペアがあるはずもないのですが,今回は本体がキーなし車体だったのでそのキーなしのシリンダを持ってきました.こいつを分解して中のパーツを入れ替え,無事キーが廻るようになりました.ついでに取り外しの時に割ってしまったリンクアーム両端についていたプラスチックの部品もこれから移植しておきます.

こいつを車体に取り付けてシートを取り付けてみて無事外れればOK.もし外れなくなったらどうしよう?という不安がよぎります.実はこの車体にはシートがあらかじめ付いていなかったので無理やりシートが付いたままキーを外すというような暴挙に出なくてもよかったのですが,もしシートをつけてから外れなくなったりしたら,その暴挙をやらなければいけないくなります.せっかく先ほど交換したプラスチック部品をまた破壊してしまうかも?

一応シートなしでの動作をよく確認してからシートを取り付け,さて緊張の一瞬.その結果シートが無事外れました.う〜む,こんな小物でも結構手間掛かるのよね〜.でもそれが実は楽しかったりするのです.にゃは〜.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT