手間ばっかり掛かるタンク(その3)

長々とやっているタンクですが,もうそろそろ終わりにしないと...次の週末は満を辞してのウレタンクリアです.今回はイサムでもソフト99でもなく,ホルツの2液です.最近はこういったチャレンジが結構お気に入りで,一応イサムに対してソフト99がどうだったかとか感想がいえるほどにはならないのですが,ただなんとなく新しいのが出たらお試し感覚で使ってみてしまいます.

で,いつものとおり何度となく重ね塗り.今日は風も吹いていないし,2Fで洗濯物も干していないし,絶好の塗装日和だわ〜.ということで庭の片方でライムのタンク,あともう一方で長期在庫になって結局使わず仕舞だった9Rのサイドカウルのプラサフを吹いてしまいます.距離的にはプラサフとウレタンクリアが風に舞って付着することはない距離にしたので,このような並列工程が実現したんですが,ここで痛恨のミス.

なんとプラサフとクリアの缶を1本ずつ持って交互に作業していたのですが,作業も終盤に差し掛かったころ,タンクの側面を仕上げようとしたんですが,そのときウレタンクリアだと思いこんで吹いたのがなんとプラサフで,早々に気づいて中断したんですが,とき既に遅し.写真のような有様となってしまったのでした.あ〜,もう自分がイヤになる〜.効率重視のあまり,分をわきまえない並列工程をやってしまったがばっかりに,誰もやらないようなトンチンカンなミスをしてしまいました.この状態を目前に庭で一人茫然自失.もうお先真っ暗.


その日の作業はあまりのショックで中断し,その週はずーっと茫然自失でした.でも落ち込んでいても仕方ないので,前に進まなくては!まずこれをどうリカバーするかですが,まず物を確認せねばなりません.プラサフが乗ってしまったところはウレタンの上にアクリルのプラサフが乗ってしまった割りにはしわなどがなく,単にクリアの上に白が乗っかってしまっただけのように見えます.

となると,単に上のプラサフのみを除去すればなんとかなりそうです.プラサフのみの除去というと,なんとも難しそうですが,ここはやるしかありません.完全硬化を待って,1000番のペーパーで徐々にプラサフを落としていきます.ちょうどラインやロゴのあるところなので,その境界などは取るのが結構大変でしたが,時間を掛けてじっくりとプラサフを剥いでいき,ようやっと完全に白い部分がなくなりました.お次はクリア層の表面を磨いていきます.1500番,2000番と番手を上げ,粗め,極細のコンパウンドで仕上げました.これでなんとかミスをリカバーできました.クリア層が一部若干薄い状態での仕上げとなりましたが,これはこれでいいでしょう...

で,ミスのリカバーはいいんですが,タンク全体はどうなんでしょうか?なんとこのミスとはまったく関係ない右の白い部分の凹みにかけたパテの周辺に出来た段差が少し見えてしまいます.う〜む,あれだけなんとかがんばったつもりなんですが,こんな結果になって悲しい限りです.やっぱりあのパテは捨てましょうね.ほんとに何度も何度もこんなことになって反省しない性分.どうしてくれましょうか?

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