クーラント漏れ

車検も取得し晴れて公道走行可となった6台目のニンジャですが,エンジンの調子がいいので,結構楽しみながらハイペースで走ったりします.梅雨も終わりに近づき,晴れの日は30度を超えるような暑さ.かなりエンジンを回して建前は早目にぼろを出してしまいたい,本音は単に楽しいだけというインセンティブのもと休日の午後ニンジャで帰宅.キーを回すと,恒例のファンがまわり出します.すると,あれれれ?ファンがまわりだしてほどなくして,エンジンの前あたりから斜め左に向かって,まるでしょんべん小僧のように緑の液体がほとばしっているではないですか.

急いでニンジャを降り,いつもの道具ロッカーの足許から例のフライパンを持ってきて,緑の液体を受けられるようにします.あれよあれよという間にフライパンがいっぱいになり,その時点で謎のしょんべん小僧現象も落ち着きを見せました.その現象が発生している間,どこからそれが発せられているかを目視にて特定したところ,どうも前回付け外ししたクーラントのマニホールドパイプの下のゴムホースの取付部から漏れています.

ありゃ〜,前回の作業が原因かどうかはわかりませんが,ゴムホースが破れたか,取付が甘かったかのどちらかだろうということで,エンジンが冷めるのを待って夕方に作業を開始しました.といってもこのホース,ほとんどがパイプになっている部分の単にツナギの10cmぐらいのところを結んでいるだけなので,前回の様にわざわざラジエターを外すなんて大仕事は不要です.まず上側のホースバンドを外し,下側を外そうと思ったら…,ホースバンドのネジがマフラーの方を向いていて,レンチもドライバーも全然刺せません.う〜,これはしくった.しょうがないので,クーラントポンプの取付部のネジでパイプごと外してなんとか取り外しは成功.外してみて驚いたのですが,どうもクーラント漏れはホースクランプで締めていたあたりが,裂けてそこからダダ漏れしていたようで,今までこんな症状は見たことがありません.恐らく前回念入りに締めまくったのと,その前にホースに傷を入れてしまっていたのかもしれません.

さて,ホースがこれでは使い回しできませんので,家探ししたところなんと候補が3つも出てきました.その上内2つはパイプ付き.まあ以前部品を整理した時に,パイプもホースも潤沢にあるなとは思っていましたが,ここへ来て補修部品として使えるものがこんなに出てくるとは….ちょっとあきれるばかりです.で,一番ホースが柔らかいのをチョイスして,表面にひびなどがないか確認して搭載.今度はホースに過度な力がかからないようにするのと,エキパイに工具が干渉しないような角度に上下ホースバンドの方向を念入りに調整して取り付けます.クーラントを補充してひとます作業は終了.

さて,取り付けたら試運転.近所をかなり高回転に走り回った後,わざと長時間停車した後水温が十分に上がったところを見計らってエンジンを切ります.キーをオフにするとファンがまわってしまうので,ここはわざといじわるでキルスイッチでエンジン停止しましたが,水温計は少し上がっていったものの,再びしょんべん小僧が現れることはなく,どうやら交換作業自体は成功したようです.

まあこれから夏の季節ですから,試運転をこまめにやってクーラント漏れが遠乗りした時に起きないようにしておかなくっちゃね.

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