フェンダー補修と取りつけ

お次はフロントフェンダーです.フロントフェンダーは在庫が2つしかなく,その1つはA1青銀でもA4青銀でも使えるものですので,これは今回は温存.黒の割れありがあるので,これを補修します.これのどこが割れているかですが,主にアルミブレースを留めている穴の周りに走っています.もうこのフェンダーを入手した経緯について全く記憶がないのですが,購入した時から割れていたか,フロントカウルと同じく震災の被害の一端で割れているのかわかりません.ただ,保管状態でこの穴を利用してブレイスが1点留めされていたので,もしかしたら震災で落下とかした時に割れたのかもしれません.ここらへん保管の方法についても一考を要するところ かと思います.

で,こちらにもその割れの走っている裏側に先ほどのエポキシ+グラスマット方式で補強.同じく眼鏡ふきをかぶせて密着度を上げてその強度を確実なものにします.表側は瞬間接着剤を流し込んだ後うす付パテでヒビをふさぎその上から水とぎ,時間はかかっていますが,ここからは説明を端折って,サフェイサー,塗装と進みます.最後はフェンダーではいつもはやらないウレタンクリアを塗装して終了〜.といきたいところですが,割れの補修で見落としがあり,前側のフォークに取り付けるところにあったヒビを見落として,そこは何にもしないで塗装してしまったので,ライムグリーンの色調も相まってさらに目立つようになってしまいました.

でも,最後まで行ってしまったのは,多少ヒビが見えても気にしな〜いみたいな慢心があったからで,まあこんな神経では所詮すぐれたサンデーペインターにはなれないわけなんですね〜.つくづくだめですね〜.


さて,取付です.乾燥は都合1週間ちゃんとやりましたので取りつけは次の週です.ニンジャのフェンダーの場合,フォークとフォークの間隔が狭く,フェンダーの取り付けでは,フェンダーを左右から押しつけながら車体後部側から差し入れるというのが必要なので,このとき多少なりとも塗装面がフォークに擦れてしまう懸念があり,念入りに乾燥したという感じです.で,実際のフェンダーの取付ですが,この左右から押す力加減というのがとても難しく,結局押したときにパキッと音がしてしまいました.多分補修したあたりの接着剤やエポキシが一部剥がれたんだと思いますが,こりゃもういかんともしがたい感じ.よく見るとパテ埋めした表面側も少しヒビが表面に再び現れてきています.

う〜む,普段見えないところだけらいいけど,ニンジャのフェンダーの場合はこういったところ注意が必要なんだわ〜と,自分を言い聞かせつつ作業続行.結局ブレイスを含めネジを締めるときに都合もう1回心臓に悪いぱきっという音を聞き,フェンダーについては作業終了.一応ぐらつきなどがないか手で確認しましたが,一応大丈夫そう.まあある程度の速度で走ってみないと耐震性能なんかはわかりませんし,ここでさらにぱきっていう音を聞きたくないので無意識下で力を加減してしまっていたかもしれませんが.

お次はフロントカウルです.フロントカウルの懸念事項は1点ありまして,例の曲がりを修正したカウルステーに取りつけるわけですから,微妙な位置ずれが発生して取りつけることが出来なかったりしないか,あるいは取りつけることができても,またぱきっていう音がしないか心配です.ということで,まず仮止めをしてみて,大丈夫かを評価.少しミラーステーが内側に倒れている傾向があるようで,これではミラーを締めこんだところでぱきっとなってしまいそうです.

したがってミラーステーをモンキーで挟んで外側にぐいぐい広げていき,カウルを当ててちょうどよい隙間になるところまでに仕上げます.下回りの2か所のネジや,ライトハウジングとの隙間などにはこの広がった状態で ,ほぼ問題ないことを確認しましたので,ここで本締め.メーターがついた状態なので,スクリーンの取りつけのところで少し大変でしたが,あとは問題なし.

というわけで,室内でもっとも場所を取っている外装部品の取り付けが終了し,これで1台分の部品消化ということで,かなり効果を出したことになります.それにしても,あとタンク,キャブ,マフラーなど大物も残っており,ここらへんをうまくこなしても部品の程度がいつもより悪いものも混ざっているので,そう簡単に進みそうもないわけで,カウルの前で悦にいってもまだ先は長いんだろうな〜なんて思いつつ眺めている私なのでした.

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