車体組立て(その2)

前回エンジンの露出している部分を何とかするために早々とパルサーカバーを取り付けましたが,エンジン回りでもう一か所なんとか穴を塞ぎたいところがあります.それはエギゾーストの下にあるクーラントの分岐ブラケットの取り付け口.そういえば以前はエンジンを入手するとたいがいこの部分はくっついてきたのですが,最近の出品を見ているとだいたい外されています.かといって別に出品されていたりしないということは,この分岐ブラケット自体消耗品として認識されているのかもしれません.確かにクーラント周りはそのまま使おうとして何かしら漏れてきたりしますので,出品者側の自己防衛なんでしょう.

ということでブラケットについて調達の必要があるかというと,すでに家探しの中で3つばかり見つけてあったりします.その中でも程度の良い方を採用し,Oリングは別途純正を購入しました.ちなみに,家探しの結果,クーラントホースはすべて手持ちの在庫で対応できることがすでに判明していますし,エンジンヘッドの後ろ側のサーモスタットバルブの配管についても数個の在庫がありました.ただその上側についている温度センサーの端子が折れてしまっているものが多く,実際この端子が健在なのは 一つだけ.ちなみにこの部分のOリングはなぜか未使用の純正が2つ手持ちにありまして,それを見つけた嬉しさからこれ見よがしすでに車体に取り付け済なのでありました.

まあ,クーラント関係は分岐ブラケット用に新しく購入したOリングが到着次第車体に取り付け,ひとまずエンジンの穴というのは吸排気口とブリーザーのみ.まあここらへんはウェスを詰めたり,テープを巻いたりしてありますのでまだまだ先でもいいでしょう.これでエンジン回りの急を要する取り付け部品は終了.

あと急ぎではないですが,忘れないうちにやっておきたいのが左ステップです.こちらはステッププレートが在庫3式あったもののうち1つを利用しているのですが,メインステップが折れており,シフトペダルは後ろにグニャッと曲がっています.ステッププレート3セットあったりするのも異常といえば異常ですが,毎回完璧な品物を購入しているわけではないので,今回のようなケースはそのあまりがとても重宝するわけです.ということで,以前家探しした時に,もう2式目ということで一旦奥に片づけたそのステップはよく見るとA12以降のもの.ステップの形状がA10以前のものと異なります.記憶をたどる限りこのA12以降のステップというのは初めて使用します.ということで左右ステップが違うのはどうも気持ちが悪いので,左はステッププレートごと,右はステップのみ交換することにしました.

それにしても車体についているものと,新しく付け替えようとするもの,いずれも結構きれいなまんまですね.ニンジャも末期になってくるとほとんどの方がカスタム目的でかち上げマフラーなんかを入れるので,ステッププレートごと交換するタイプのバックステップやなんかに早々と交換してしまうので,自然とこのような美品がヤフオクに出回ってくるんでしょうね.まあこれを恩恵というのかどうか定かではありませんが,最終的に3セットものスペアを持っている時点で,悪影響を受けているというか踊らされているというか,少しむなしい気持ちになります.

さて,交換作業では特に問題は発生せず,少しステップブラケットについていた錆を落としたぐらい.ほかにもなんやかんや取り付けたりしていますが,まだあんまり時間もたっていないにもかかわらず,いったい何を取り付けたかさえも覚えていなかったりします.ということで次は少しメリハリのあるものを取り付けたいところですね.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT