車体組立て(その3)

前回ひとまずフレーム関連がまとまったように見えて,一つまだ所有しているもののうち,結構場所を取るものがついていませんでした.それはカウルステーです.そうなんですが実はこの所有していたカウルステーは写真のようにステムのところへ伸びているアームが曲がっていて,このままでは取付できなかったため,前回は手を付けられなかったのです.さて,このカウルステーを活かすか新しいものを買うかで少し悩みはしましたが,今回使わなかったとしても結局渋ちんの私はこのカウルステーをそのまま所有し続けてしまうに違いないと踏んで,ここはなんとか使えるようにする方針としました.

さて,使えるようにするにはこのアームの部分をなんとかまっすぐに矯正してやる必要がありますが,その方法をどのようにするかは満足な道具がない私にとって頭の痛いところです.まずこういったパイプを曲げるパイプベンダーなるものを以前ヤフオクで入手してあったのですが,パイプベンダーそのものを見てみると,その曲げる対象部分に障害物があってはいけないようで,残念ながら今回はお役御免.他に何かないかと考えるもなかなか都合のよい物がありません.

結局持ち出してきたのはパンタジャッキ.これを側面のアームにかけて,ぐいぐい押しておこうという計画です.一応傷がつかないよう養生したらどんどん広げていきます.ついに同じ角度ぐらい逆に曲がったところでいったん戻すと,今度は逆に曲がってしまったようです.思ったより簡単に曲がってしまってちょっと拍子抜けしてしまいました.次に逆からパンタジャッキを当てて先ほどより約1/2程度逆に曲がるようにしました.今度は先ほどではありませんが,そのまた逆に少々の曲がりが残りました.先端の距離で約5mmってところでしょうか.これをまた逆に力を加えてもなかなか調整しきれないので,ここでやめてもよかったのですが,なんとかこだわって逆方向からもう一回.このおかげでまあ目で見た感じでの曲がりはなく,ほぼ直角になりました.


しかしこのあと車体側フレームに当ててみたところ,側面がどうも左右に広がってしまっているようです.距離にして片側3-4cm程度広がっているので,ここは例のホットカーペットカバーの上において上から体重をかけて左右それぞれを狭く変形させます.で,再び車体に付けたところ今度は狭すぎてはまらない.今度は片側を足で踏んづけて,もう片側を引っ張って幅を広げて,また左右の広がりをちょっと調整したりして車体に付けてみたところどんぴしゃ.ねじがちゃんと合うかどうか確認しましたが,見事ネジ穴もすべて合致して見事取付できました.


これにて一件落着.といきたいところですが,車体側に取りつけられるものがあるならばそれらを出来る限り車体に付けておく必要があります.まずヘッドライト.これは家探しの結果発掘されたものですが,ライトリムに錆が浮いてはいるものの曲がりや破損もなく,アジャスターなども一式そろっているかなり利用しがちのあるASSY.もちろん場所を取っているというところではいち早く車体に取りつけたい候補の上位に位置するものです.ライトを一度外すのは面倒なのでライトリムの錆をワイヤーブラシで落としたらタッチアップしてから取りつけます.あとミラーについてもスペース確保のためとバイクカバーが破れにくいようにということで取りつけてこれで徐々にバイクの姿に近づいてきました.

ということで今回はここまで.

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