プラグコード

電装系で取りこぼしの中で少し悩んだのがイグニッションコイルからプラグキャップに至るアセンブリです.まあ正直これほどまでに宅内在庫で何もかもが揃いつつある今回.ブラグコードが硬化したアセンブリ一式ぐらいあるのではと様々な電装系の入っていそうな袋や箱を探してきたんですが,さすがにそうは問屋が卸してはくれません.

結局見つかったのはニンジャの純正コイル+2,3番へのコードのみついたものと,GPz400Fのときに使用しなかったコイルの同じく2,3番のコードのみがついたものです.ちなみにコイルそのものの型番を見るとニンジャとGPz400Fで違いはないようで,車体に取り付けるネジの下についているスペーサーが400Fのほうが5mmばかり長い点が違うだけなので,このスペーサーをぶった切って5mm短いネジを使用すれば流用は可能なようです.


コードについてはなぜだかテイラーのシリコンコードが新品状態で約1m残っていましたので,これを使います.まあ以前何かのときにと思って多めに買っておいた残りでしょう.こんなのがうちにあること自体在庫がだぶついている要因の一端を垣間見た気がします.ということで,足りないのはプラグキャップだけということになりますが,ヤフオクを見る限りニンジャのプラグキャップのみ出品というのはありませんで,大概イグニッションコイルASSYとして出品されています.実際最安値はコードが硬化してしまっているのか一部被覆が破れているようなASSYが1980円.しかしそれにはリアインナーフェンダーやバッテリケースなどの比較的場所を取る上に,既にそろっていていらないものがついています.これを落札してしまっては,流用できるのがシリコンコードのみということばかりか,かえっていらないものを増やしてしまい,本来の目的を失ってしまうという末路が待っております.

したがってここは慎重に獲物を待ちます.しかしもう2カ月ばかり待っていたところ,プラグキャップのみの出品がありました.しかしそれはZRX1200Rのもので ,ニンジャとの違いは(1)全長が長い(2)コード側が約60度曲がっているという代物.う〜む,こりゃ安いし,送料も節約できそうだけど実際使えるんかいな?と,いろいろ調べましたが,キャップに抵抗を挟んでいるようでもなく,物理的な固定や,他の部位との干渉がなければ使えそうです.見た感じ30mm程度長いように見えますが,プラグホールの上空のスペースとにらめっこしてこれならいけるかも?ということで落札.到着したものをみると,なかなかの美品でなおかつ硬化しているようなところ,水分に浸った跡等も皆無.こりゃいい買い物したかも?

早速組立ですが,まずキャップが長くなっている分,ヘッド上空に干渉物がないかのチェック.見た感じでは一応フレームは逃げていますし,ハーネスなども余裕でかわしています.キャップには雨水侵入防止のためフランジがあるんですが,これは通常の位置より30mmぐらい下げて取りつけるとちょうどいい感じ.ニンジャの純正は真上にコードの口があったので,いつもコードが出口のところで屈曲して嫌な感じだったのですが,これは首を曲げているので,そちらの方がかえっていいかもしれないと思いつつ4気筒分採寸します.


ここからは宅内作業.採寸した長さごとにシリコンコードを切断し,1ケずつつけていきます.400Fコイルのスペーサーは5mm旋盤で切り落とし,再利用.ねじも導通が取れる材料のもので手持ちを流用します.コードの取付に関してはいつもの通りなので割愛しますが,どうも久しぶりなので以前より随分時間がかかってしまいました.採寸などあわせて都合1.5時間ぐらいかかったでしょうか?

その週は日曜日が雨になってしまったので,次の週になり車体に取り付けてみました.取り付けに当たっては少しプラグコードがかさばる分ヘッド上空のスペースにプラグキャップをうまく這わせながら作業するのが手間でしたし,実際はめてみるとかなりプラグキャップが高くそびえ立っているような感じで,少しフランジ部分がした過ぎた感が否めません.しかし結果的にはコードがキャップから曲がって出ているおかげで,コードの根元に変な力がかかっていないような感じで,純正よりこちらのほうが安心してみていられるような感じになりました.


あとはこれでちゃんと火花が飛んで火入れ,実走でどんな感じになるか,とっても楽しみ〜.

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