今更怒涛の車検

前回意味ありげだったのでお気づきの方の多いと思いますが,ついに車検を受ける時期が参りました.あいにく季節は梅雨の真っただ中であり,晴れ間を狙って車検予約の手続きをwebで済ませ,住民票2通を仮ナンバーと同時にもらってきて,一通りの検査を実施します.光軸もだいたい合わせて,会社の方は半休をもらって,あとは当日の朝を待つのみです.

で,前日までからは想像もつかない快晴の下,8時10分ぐらいに出発.多少渋滞があり,運輸支局到着は9時前.かなり久しぶりだったんで,いろいろ確認しながら書類を書いてラインの最後尾についたのが9時20分ってところ.金曜日ということもあり,かなりな混み具合です.でも1号ラインの脇に2輪用の待機レーンが設けてあって,そちらに誘導されたので,そこで車体番号,エンジン番号,ハンドル幅,灯火類,ホーンなどの検査を受けました.フロント周りはZX-10のパーツはついていますが,まあハンドル幅が規定値内であれば改造申請が必要なレベルではないということで,そのままパス.

ラインに入ると,こちらも少し久しぶりなので手間取りつつも検査員の方が隣にいてくれたので,光軸までは問題なくクリア.で,あろうことか光軸でNG.どうも高すぎるとのことで,再調整です.今までのやり方としてはここは2回目までは自分でやって,3回目でどうしても通りたいということで,2回目が落ちた時点でテスターに持ち込んで調整してもらうというのがセオリー.ということで,検査レーンの建物の壁に向かって当てて,光軸を調整します.すると,レッ○バ○ンのツナギを着たた人のよさそうなお兄さんが寄ってきて,建物にもっと近づけたほうがいいとか,エンジンをかけっぱなしで調整したほうがいいとか,これぐらいじゃないかな?なんて鉛筆で壁に目安を書いて教えてくれました.まあこちらもうちでは自己流で調整してきて実際落ちちゃっているわけなんで,ここは素直にふむふむと聞いて,おにいさんが立ち去るときにお礼を言ったりして,おにいさんが目安として描いた線に対して光軸を合わせてから2回目に臨みました.

で,なんと今度は大きく低すぎ.えぇ〜!レッ○バ○ンのにいちゃん全然ダメじゃん.そういえば,さっき調整するときに,ネジをスライドさせる長穴のほぼ調整限界まで寄せてようやく鉛筆の線に来たような感じだったので,変だなとは思っていたのです.まあ人の言うことを信用してこうなってしまったのはしょうがないということで,通常のセオリー通り,いつものテスター屋さんさんへ.まあ3000円もかかっちゃいますが,安心料だと思えばいいよね〜.と思ってニンジャを走らせていたら,そのテスター屋さん,なんと本日お休みをいただいていますですってぇ〜!?

他にバイクをやってくれるテスター屋さんがないか周辺を捜したのですが,簡単には見つかりそうにありません.そうこうしているうちに時間としては第2ラウンドが開始してしまっています.最悪これでは午前中で終わらないじゃない.しかたなくまた検査場の壁に移しつつ,今度は通常の目視でやっていきます.1回目の高すぎは多分メインスタンドを立てて調整した分を補正しきれなかったのがいけないと思い,少し低目を狙って調整.もう一か八かだわ〜と思いつつ再びレーンの最後尾へ.検査員の方に,テスターさんで見てもらった?と聞かれたものの,バイクのテスターさんが休みだったというと,しょうがね〜な〜,みたいな顔をされてしまいました.で運命の3回目.結果はなんと×.今度は1回目と同じぐらい低い,行ったり来たりしてますねとのこと.それを聞きながらああ〜神よ〜!とタンクに突っ伏して嘆く私.

でもここで救う神あり.検査員の方によると,限定検査というルールがあるらしく,1300円の印紙を貼って再検査の書類を書けば,当日以内であればあと3回受験できるらしいです.で,早速2回目と3回目の中間ほどに調整しなおし1300円の印紙を購入して再検査の申込みをしました.するとこのルール少し複雑らしく,窓口で再検査用の限定車検証のようなものを発行してもらい,それに対し検査を行うことになるようで,なんか本番と同じ車検証の紙を渡されました.

それをもらって,4たびレーンの最後尾へ.今度は少し自信ありつつラインに入り,結果はなんとか○.ああ〜よかった〜.ということで,あとは名義変更,ナンバー発行.ナンバーは前回のニンジャほどではないですが,かなり覚えやすいナンバーです.車検シールをナンバーに貼ったら帰宅.その時点で11時40分になっていまして,かみさんにメールして12時半に帰るからそこから飯食って,13時までに会社に送ってくれといっておきました.帰りは順調でちょうど12時半ごろ帰宅.車体周りを確認して,オイルやクーラント漏れがないか念押ししてカバーを掛けました.

とまあ,何回もやっているユーザー車検でここまで混乱したのは初めてかもしれません.自分の作業に自信がないばっかりに人の言うことを素直に聞きすぎたのがいけないわけなので,もっと光軸の調整方法を改善しなければいけませんね.

でもひとまず公道走行可能となったニンジャ,少しインプレ.まずエンジンですが結構な出物であったかもしれません.冷間時は少しヘッドから音がしますが,あったまってからはニンジャ特有のヒュンヒュンいう音に落ち着きます.前期フルパワーのキャブ,前期フルパワーのマフラーとのマッチングもうまくバランスが取れていて,低速から十分なパワーが出ています.またZX-10の足周りをフロントの一部に搭載していますが,とても素直なハンドリングです.で,良く考えたら私今まで一度も17インチフロントのニンジャに乗ったことがないことに気づきました.今までは16インチだったので切れ込むような感じがあったり,フロントに少し硬い印象があったのですが,このニンジャはニュートラルというかなんというか,普通の17インチニンジャはこんな感じなのかな〜と想像しながらちょっとにやけてしまったりします.

ああ〜やっぱりニンジャはいいなぁ〜.

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