タンク磨き、上周り

磨きについては,車体に取り付けてからやったほうが固定が完璧で楽なんですが,水研ぎの粉交じりの水滴がエンジンやいろいろなところについてしまうので,車体側をしっかり養生する必要があります.ということで室内でやるか車体に付けてやるか迷ってはいたのですが,その実施しようとしていた土曜日に雨が降ってしまったので,ある意味強制的に室内作業となりました.といいつつ家族がいるとタンクをリビングでシャカシャカ磨くのに気が引けるので,ここは我慢して午後から家族がいなくなるのを見計らって作業開始.それにしてもこの邪険にされている感じ,たまらんわ〜.(異常思考炸裂)

作業手順としてはまず1200番のペーパーでミカン肌になっているところをまず平滑にします.この1200番というのは微妙な番手でして,つい力を入れてごしごしやっていると結構削れてきたりします.クリア層を強度に影響するぐらい薄くしてしまったり,下地まで削ってしまったりというリスクがありますので,比較的ソフトに磨き用のパッドに付けてやった後,特にミカン肌が残っているところのみ手に直接持って磨いていきます.

結構タンクキャップ周りは凹凸が多く,ここで追い込みすぎると前述のリスクも増大しますので,まあまあの見栄えになったところで番手を上げます.ここは見栄えより深追いしてミスしないことが重要.次は2000番.実際1200から2000番へ番手を上げて,見栄えでその効果を判断することは難しく,手の感覚や音から判断します.これが途中に1500番なんかを入れても私の感覚ではとんとわかりませんので,無理矢理2000番まで番手を一気に上げる方法を取って,逆に多少時間がかかってもいいやという考え方です.ここらへんはプロは違うんだろうな〜.

お次はコンパウンドで磨いていきます.荒,中,仕上げあるうち,荒と仕上げのみですが,面積も広いので,結構な時間がかかります.それぞれだいたい磨けたかなというところで一旦コンパウンドを拭き取り,光沢を見ながら追加磨きを施し抜けがないように磨いていきます.だいたいトータルで1時間も磨いたところで合格レベルの光沢になりましたので,これで磨きは終了.全体をきれいにして,問題がないかを最終確認します.

これで塗装は完了なんですが,車体に取り付ける前にタンクに装着しておくものが結構あるので,こちらもついでにやってしまいましょう.まずタンクキャップ.これは以前ご紹介したようにキーシリンダのキーを入れ替えて他のキーと合わせて1本で回るようにしたもの.キャップ自体は少し塗装の浮きがあったりしますが,まだまだ綺麗な部類です.で,取り付けネジはなんでかアルマイトのネジがあったのでそれを使用します.といいつつも6本しかないので,残り1本は手持ちのネジで,少し格好悪いですが,これも個性ということで許容することにします.

ということでタンクの上周りはこれで終了.お次は下周りとなりますが,これは次回ということにしましょう.

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