火入れ,しかし

今回はいよいよ火入れです.まずはバッテリーを購入して電装系の確認をします.灯火類から手始めにチェックを行います.いつもは灯火類は結構トラブルもあるんですが,今回はブレーキランプを含めて特に問題はなし.ホーンの音がちょっと小さい位.これはホーン裏のねじを回して調整してOKになりました.

あと,セルを回したところちゃんと廻り,その中でクランキングの異常音もないことを確認できました.今回のエンジンはシリンダーブロックから上を一旦ばらしているのでクランクシャフトを手で回すだけでは私も少し自信がなかったんですが,これで一応機械的にはほぼ問題なく組めていることが判明してああよかった.

さて,火入れの実作業に移ります.タンクを載せます.このタンクは今まで一度も写真では出てきませんでしたが,サンポールで錆取りしていつものようにライムグリーン塗装をしてウレタンクリアを塗ってから1か月以上養生したもの.今までタンクの補修,塗装は何度も紹介しているで割愛してしまったのと,結構車体を組むまで時間があったのもあって,トピックで紹介する機会を失ったというのもあります.ははは.

タンクにガソリンを入れ,コックをプライマリにしてしばらく放置.するとなんだかガソリンくさいにおいが.なんでかな?と思いつつ,ガソリンがぽたぽたという感じではないのでここは火入れを強行することにしました.チョークをひき,セルを回します.アイドルスクリューを少しずつ戻しながらセルを何度か回したところでいつもより少し時間はかかりましたが,ボコッと音がし始め,そこから10クランクぐらい回したところでボコボコボコッとエンジンがまわり始めました.

しかししばらくしてなぜだかエンジンが止まってしまい,それ以降アイドルスクリューをかなり締めこんでおかないとエンジンは回らなくなってしまいました.どうも音の感じからだと3気筒か2気筒になってしまったようです.回転も安定しませんし,何よりガソリン臭さがみるみる強くなってきました し,なんだかガソリンやオイル以外のケミカルが変性したようなにおいもしてきました.

なので,火入れについてはここで中断.しかしいろいろトラブルはあるものの火は入りました.特に,今回は腰上をばらしているので,少し自信がなかったのもあって,今回ちゃんと大きな異音なく回ってくれたので,収穫は大きいです.今までの経験上,問題点としては吸気系の影響が大きいかも?という感じなので次やるべきポイントはわかったような気がします.

ということでトラブルシュート含めて次回ということにしてしまいましょうか.

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