再び火入れ

前回の火入れからキャブに加え,タンクも1からやり直しとなったためにずいぶん時間が開いてしまいましたが,ようやく再びの火入れにこぎつけることができました.なので出来上がったばっかりのタンクにガソリンを入れて,いざ.

一応エンジンは問題なくかかり,しばらく回していてもクーラントやオイルの漏れはありません.白煙もシリンダ内部に残っていたものが焼けてしまってからは全然吹きませんので,これで火入れの儀式自体は終了です.ただ,このエンジン入手時点からバランサーの調整シャフトが緩められていて,若干エンジンの振動も大きいように感じます.なのでここでバランサーの調整をしておきます.

ニンジャの場合,バランサーはエンジンの右前あたりにある.エンジンから出てきているマイナス溝のあるシャフトの角度を変えることで行います.通常ではこのシャフトがスリットの入ったホルダーブラケットで固定されています.これをブラケットを緩めてフリーになったところでエンジンをかけ,左にゆっくりと回してエンジンからキュルキュル音(せり音)がしたところから少し戻し,その音が消えたところで再びブラケットを固定します.アクセルを煽るとヒュルンヒュルンとニンジャ特有の音がするようになります.

バランスがよくなるとエンジンの回転も滑らかになる分アイドル回転数が上がってきますので,それを1000回転に調整して作業自体は終了です.その結果エンジン音はヘッド周りから少しカシャカシャ音はするものの,ニンジャ特有の心地よいひゅるひゅる音が支配的になりました.何万km走っているかわかりませんが,今まで手掛けた中でも上位にランク付けできるほどの静粛性だと思います.う〜ん,満足.

あとは走ってみて確認するしかないので,いち早く車検を通したいところです.しかし未だフロントタイヤがひび割れのまんまです.ここは早めにタイヤを入手したいところ.でもやっぱり120/80-16のタイヤは使えそうなものは新品しかありませんでした.ずーっとヤフオクでウォッチしながら新品を買うべきかどうか悩む日々が続きました.

で,やることがないのでここでアンダーカウル,センターカウルに先走ることにしました.今回アンダーカウルはライムグリーンの傷の少し入ったものがありましたので,それを部分補修して対応します.で,センターカウルについては同じくライムグリーンのものがあるのですが,これが左上部が結構な範囲で欠損しています.

庭のパーツの山をあさっていたところ,下のほうからなんと欠けたセンターカウルが見つかりました.これは都合の良いことに欠けているのは右側上部だけ.こうやって並べてみるとまさにライムグリーンの欠損部位の補完のためにあるようなそんな錯覚に陥ります.なので,この2つで2コ1作戦を敢行することに決定しました.こんなことがあるんで,なかなか壊れたパーツでも捨てられないわけですね.

ということでかなり宙ぶらりんなところではありますが,ここら辺で次回.なんとか決着できるか乞うご期待です.

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