7台目のニンジャ現車確認

車体の入手までの経緯が含まれた前回に対して,今回は目いっぱい現車確認していきましょう.まあ,エンジンブローやタンクの穴?あたりが重いテーマであるとして,他も含めてどんなもんなのかは先に掴んでおく必要がありますので.

エンジンは開けてみないとわからないですが,タンクはその穴あきを確認しておきたいところです.通常サイドスタンドを立てて放置するとどうしても水分が左のまた下あたりのタンク板金を腐食させますので,左かと思いきやこのタンクは右に錆があり,出品者の方によるとここから漏れるのだとか.ただ,この時点で結構タンクの中にガソリンが残っており,当然この部分の中にはガソリンが満たされているはずですが,漏れは発生していません.ここらへん圧がかかったら漏れ出すということもあるでしょうから,補修の途上でどんな対策が最適なのか見極めつつ進める必要がありましょう.

ただ,タンク塗装自体はプロによるもののようで,綺麗な塗装面です.おそらくちゃんと下地からウレタンが吹かれているものと思われ,凹みもないことからこのタンクやっぱり流用したいな〜と思う次第です.

あとは,このエアフィルタ.K&Nとかではありませんが,結構モノはよさそう.といっても私はニンジャの場合吸気側は加速時に発生するヒュルーンという風切音のような音が好きなので,ここは純正のエアクリに交換する予定です.ちなみに出品者の方が気を利かせてその純正のエアクリボックスも持ってきてくれましたので,それをそのまま使うことが出来そうです.

で,他に紹介すべき現車確認アイテムがあるか探してみたのですが,これがほぼ見つかりませんでした.なので,サイドバッグの感じを少し紹介しておきます.といっても私は使わないんですけどね.このサイドバッグ,汎用のもののようで,ステーは適当な板金を自家溶接したりしてツーリングネットのフックブラケットと,タンデムステップ裏のマフラーステー部分にわたって取り付けられています.微妙に曲りがあり,車体に対して歪んで付いているような感じ.容量はそんなでもないですが,10kgまで積載できる旨のステッカーがあります.ちなみに鍵は無いのでやっぱり実用には向かないですね.

ちなみに,この中にまだ使えそうなチェーンやスプロケット,タンデムバーなどが入っていて,これもおまけとして付けてもらったので,結構この車体の入手にあたってはお買い得であったと言えます.

もう少し探してみたんですが,やっぱりフォークのオイル漏れや,リアキャリパーがない,右ハンドルが少し曲がっているなど,私にとっては定番ともいえるトピックしか見つからないので,せめて何か1つやっておきたくなりました.といっても本当に些細なのを1点です.この車体,シフトペダルのゴムがありませんでした.で,以前ニンジャパーツに埋もれて,折れてしまったシフトペダルというのがありました.その時はどうせ使うこともないだろうと捨てようかとも思ったのですが,虫の知らせというのでしょうか?結局捨てずにおいておくことにしたのです.

それを思い出して家探しをして折れたペダルを見つけ,ゴムをまず摘出します.でも折れてしまっているのでなかなかうまくゴムを引っ張り出すことができません.結局バイスクリップ,パーツクリーナー,マイナスドライバーを総動員して10分以上かけてなんとかゴムを摘出.これを車体側のペダルに付けておしまい.偶然残しておいたものがどんな些細なものであっても,こうやって利用できたというのはとってもすがすがしく感じるので,もうこんなトピックであっても私にとってはアドレナリン全開だったりします.

この時点でこの車体に足りないのは,

・タンク,Fフェンダー以外の外装
・ミラー,ウィンカー
・リアキャリパー
・ラジエター
・シートロックのキーシリンダー
・小物少々

ぐらいで,エンジンブローさえなければ,本当に紹介するに足りないような製作記になってしまいそうです.果たして,そう簡単にいくもんでしょうか?毎度のことながらドキドキわくわくしますね〜.

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