車体組上げ

さて,車体をいったん分解して一体どれほどの月日が流れたでしょうか.車体入手以降3台ほどほかに完成させていますので1年ぐらい放置した感じでしょうか.そろそろ1台空きができたので車体組み上げを開始したいと思います.

庭においてある車体はこんな感じです.まあ上にかけていたエアキャップや段ボールなどの梱包資材が紫外線や風雨にさらされてボロボロになって散らかっているところからも放置させていた環境が必ずしも好ましいものでなかったことが見て取れます.フレームやヘッドライトステーなどはところどころ錆が出ており,地面にめり込んだメインスタンドの先もさびています.幸いにもフロントフォークのインナーチューブに錆は出ておらず,それなりの養生をすれば1年はなんとか行けるものなのねと感心したりするわけです.それでも強風が吹いた後などは上にかぶせて養生していたものが飛ばされたりずれていないかは都度確認したりしましたが.

さっそく玄関前にもう廃材同然のカーペットカバーを敷き,エンジンを玄関わきから引きずり出してきます.このエンジンも手を入れてから半年以上が経過しています.まあ手で回してみるとある程度圧縮以外の抵抗はなくランキングはしますが,果たして火が入ってくれるものか心配ではありますが,都合よくエンジン単体で火入れできるような設備はありませんのでやっぱり先に組み立ててしまうしかないわけですね.

エンジンを下に算木を入れて正立させたら上に庭でいったん足周りなどを分解して個体となったフレームをかぶせます.このフレームはもともとこのエンジンについていたものですから,ちゃんと取り付けできて当たり前なのですが,ニンジャの場合,フレームからエンジンをおろして長期間放置するとフレームが反る方向に曲がってねじ穴が合わなくなるなどと言われています.フレーム単体で購入して長期放置というのは今まで何度もあるのですが,足周りをつけて放置したことは初めてです.そんなことがあるのかしら?なんて思いながらねじを入れたところ,ほぼズレはなく入ってくれたので,ひとまず安心.それにしてもこのニンジャ,フレーム番号に対してエンジン番号は20000ぐらい後の代物です.車検証は10万km超えですがおそらく一度エンジンが載せ替えられているんでしょうね.そのエンジンをしてもあんなシリンダの錆が出ていたわけで,この車体そうとう走行も稼ぎましたが,その末にエンジン換装後長期放置されていたのではと想像できます.

最近はニンジャの場合一切油圧ジャッキは使わずパンタジャッキ1基のみでくみ上げるのですが今回はか算木のみでくみ上げるのをやってみたいと思います.先ほどの状態からフレームとエンジンをいったん寝ころがし,フロントフォーク,ホイールなどを入れる方式です.今回は1枚目の写真の状態からばらしたフロント周りをフェンダーやキャリパー,なんかがついたまんまテーパローラーベアリングへのグリスアップを改めてやってから一括取り付けをしました.あとはハンドルなんかをつけたらメインスタンドを立てた状態で車体を引き起こすとこの状態になります.あとはリア周りはメインスタンドがすでについているので通常どおり取り付けるだけ.ああ〜,楽だわ〜.なんで昔からこの方式にしなかったんでしょうか?と自分を責めてしまいます.

あとはリア周り,フロント周りのもともと車体に載っていたものや宅内に置いてあって場所をとるものを取り付けていきます.

・シートフレームを載せる
・インナーフェンダー,リアフェンダーをつける
・クーラントタンクやクーラントラインをつける
・テールカウル+シートを載せる.
・ヘッドライト+ステーを取り付ける.

など工程を経て写真のような状態まで組み上げ初日ながら持ってきました.かなり夕暮れが迫ってきたので光量が足らずちょっとピンの甘い写真になってはしまいましたが.部品もただ取り付けただけで,そのまま使えないものもあったりします. 意外に今後早く完成するのか,はたまた予想外の展開があるのか,乞うご期待です.

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