今回の車体はエンジンを一回あけているので，できるだけ早くその出来栄えを確認したくてラジエターを購入し，ホース類をつなぎこみました．そしてついでにクーラントを投入したところ，なにやらウォーターポンプ周りからクーラントがしたたり落ちてきました．やれやれ，ここも一筋縄ではいかないのね．
ということで早速ウォーターポンプ周りのOリング類をすべて発注し，交換することにします．ちなみに漏れている位置はわかっていて，ウォーターポンプの蓋を取り付けている面から漏れているようなので，そこに入っている入っている変な形のOリングが破れているか痩せてきているはずです．でも結構ニンジャの１台目，２台目をやったときも結構ウォーターポンプ周りで苦労した経験があるので，奥のオイルとクーラントを仕切っているオイルシール，Oリングとパイプをねじ込むところのOリングも一緒に交換することにしたわけです．そしてそれらが到着次第ウォーターポンプを取り外します．なお，一旦入れたクーラントはもったいないのでいつもの使いまわしです．
さて，チャチャチャっとウォーターポンプにシール類を取り付けて組み込み，再度クーラントを入れます．すると，なぜか同じところからまだクーラント漏れが．しょうがないので再度クーラントを抜き，ウォーターポンプを分解します．すると，なんとウォーターポンプの蓋との間に入っている例の変な形のOリングが溝から外れて，ブチ切れてしまっているじゃないですか．恐らくあんまり気にせず作業したのでOリング溝から外れているのに気づかずそのままネジを締めてしまったようです．
これには自分の愚かさに愕然としてしまいました．溝へのはまりを確実にしてから組み立てるのはOリング交換作業の基本中の基本です．それを面倒がってやってしまい，新品のOリングを切断してしまうなんて，もう何やってるんでしょうか？でも落胆ばっかりしていてもしょうがないので失意の中再度部品発注です．
次の週末Oリングが到着したので早速作業です．今回は念には念を押してOリングのはまりを確実にして組立作業を行いました．クーラントを入れてみての確認ではひとまず漏れは発生しませんでしたので，まあOKでしょう．あとはエンジンを回してみてクーラントが循環し始めたらまた漏れが発生してくるかもしれませんので，ここはいち早くエンジンに火入れを急ぎたいところです．
とまあ，かなり情けない失敗をしてしまいましたが，とにかく悪い例ということでご紹介した次第なのでした．自己嫌悪．
