重い腰を上げて組立開始

前回車体引き取りのところまでご紹介しましたが,今回はその組み立てからになります.で,実はこの組立までのタイムラグが実に2年以上ありまして,フレーム,エンジン,足周り,その他パーツ類はずーっと庭やガレージスペースやベランダに保管されていたわけです.言い訳をしますと,その期間中カワサキ以外の車体をやったりして思っていたより完成に時間を要したため,車体の回転率が悪かったというのがあります.なんかバイク屋さんみたいなこと言ってますが,大体赤字で売ってしまうのでこんなんでは生業にはできませんわな.あくまでも趣味の領域でコツコツとやってきた結果としてこのニンジャがばらけた状態で長期放置されたということになります.

組立の開始に当たってはそれまで所有してきた車体を一台売って(処分に近い)スペースが開いた翌週から早速作業することになり,まずはエンジンをカバーを何重にもかけてガレージスペースに保管していたところからえっちらおっちら持ってくるところからです.いつものホットカーペットカバーを敷いてエンジンを中央に鎮座させたら,ベランダからフレーム,庭から足周り,テール周り,パーツ類などを参集させていきます.結構ここらへん体力仕事なのでこんな真冬の曇った日がベストだったりします.

まずエンジンを算木で安定して正立させ,その上にフレームをかぶせていきます.算木の位置はこの状態だと,前に2本適当な長さのものを左右それぞれにあてがっています.フレームは流石もともと種車の状態で一体であったところからすんなり分解できたものですので,何の苦労もなくエンジンマウントが完了しました.ちょっと拍子抜けですが.

今回はひとまず種車として入手した当初の状態に戻すだけなのと,引き取りの時にばらしながらねじは元のねじ穴にあらかじめねじ込んで置いたりしたので,ねじを探し回ることがなくかなりスムースに組立ができました.ラジエターはステーとともに場所をとるので早めに取り付けておきたかったのですが,よく見たらラジエターステーのクランクケースに取り付けるM10 の細目ねじがもともとなかったようで,ここは次回ということになります.またメインスタンドも車体から外れた状態で同時入手したのですが,スプリングとフレームへの取り付けねじがありませんので,これらも次回以降.電装系も思うところがあって今回はリア周りだけ接続してまだ乗せているだけっていう感じで,作業が大体終了してきたところで,ほかの大物部品とかを家探しして引っ張り出すところまでやっていました.主にマフラー,テールカウル,シートなんかでしょうか.

マフラーはおそらくこの2年の間に入手したものですが,シートについてはかなり以前入手したものです.確認したところ引っ張り出してきたもの以外にもう1つありましたので,シート張替えの練習用に20年前とか買いあさっていたころからの在庫ではないかと思います.前回の7号機でも外装欠品の多い丸車であったので,ニンジャ関係のパーツ消化ということでは今回も外装以外は効果がなさそうですね.とまあ,これでは何を目的に車体を組んでいるのか図りかねる状況ではあります.今回は部品消化よりも低走行国内仕様の車体を効率よく組むことに専念していきましょう.はははは〜.

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