前回シートロックを正常化しましたが，そこにこだわった理由は実は早めに雨水対策をしてしまいたかったからにほかありません．まあ何か掛けておけばいいのでは？ということもありますが，できるだけ早めに大物部費であるシートを載せてしまいたいわけなんです．
で，種車にはシートがなかったのでこのネタになるシートは手持ちの在庫のものです．打ち明けますと，実は一時期シート張りの練習のためということで多くのニンジャのシートやほかの車種のシートを入手していた時期がありまして，最大で生地破れのニンジャのシートが５式ぐらいあったりしたのでした．先入先出しなんかはできていませんので，引っ張り出しにくいものは在庫期間が長いということになり，今回はラスト２ケのうちの１ケということで，その在庫期間はおそらく20年近くになると思います．ただ，長期在庫品でありながら梱包状態のまま室内保管であったので，シート生地の破れも少なめで，比較的程度がいい部類に属するものであります．
で，いつもの感じで張替えです．作業の内容についてはほかのニンジャのシート張替え歴戦の記録をご覧いただけるとよいかと思いますが，このシートは比較的タッカーの針も通りやすく，他社の車種までいろいろ手をかけるようになって，その張替え困難なほどのシートベース樹脂の固さを経験した今，ニンジャのシートというのはつくづく張替えの初心者には優しい素材であることだなと思うわけです．
で，シートだけではテール周りの雨水対策が万全とは言えませんので，同じタイミングでテールカウルについてもなんとかすることにしました．この素材も実は長期在庫品でして，おそらく10年はくだらない期間，うちの和室で保管されてきたものです．シートと同じように何枚も割れありのものを購入していた時期がありまして，最盛期はテールカウルは７式あったと思います．こちらについてはラスト３ケでしたので，シートより場所を取らないということで調子に乗って購入しまくってしまった結果と言えるでしょう．
まず下地ですが，これは元の黒塗装はプロの手によるもののようでして，表面を荒らす程度で流用しようと思います．問題はテールランプ横のエリアの割れて荒れているところを下地を荒らして，接着，裏側を補強しパテ埋めするところからになります．毎度のことなんですが，どうも私の場合パテを多めにつけてしまう癖があって，それもあって仕上げなければいけない範囲や深さが必要以上に多く，面出しに時間がかかってしまうというのをやってしまっています．なので，この写真はちょっと悪い例ということで見ておいてくださいね．
さて，面出しをして乾燥を終えたところで塗装です．今回も見てわかると思いますが，A2のライムグリーンです．白い部分はいつものようにプラサフにクリアを載せただけ，こんな感じでマスキングをして３色目のブルーメタリックのラインを入れて，ラインテープを貼って最後にクリアとぼかし剤で仕上げとなります．その後も完全硬化のため１週間あけていますので時間的には３週間ぐらいかけて完成していますので，シートのほうが先に完成してしまった感じですが，これらを車体に載せてひとまずはテール周りの雨水対策が完了ということになりました．
次は何かな〜？
