ATとATX規格

私のうちのPCはAT規格です.キーボードコネクタはでっかいやつですし,電源は自動できれません.特に夏場は"電源を切っても安全よ"のメッセージが出て5秒以内に電源を切ると次HDDが立ち上がらないことがあります(これは別の問題か?).はじめはこの規格に乗っ取ったPCであれば未来永劫部品の互換が効き,ケースはそのまま使えるものと信じておりました(ミニタワーは結構つらいけどね).しかし時代は流れて,ATX規格なるものが生まれました.ATX規格はintelさんをはじめハードウェアメーカーが練りまくった案を素に作られた規格らしく,ミニタワーと銘打ったケースが何とでかいことか!?私のケースと比べると幅で20mmはでかい.高さはというと5インチベイが3つあるからといってたいていのものは50mm近く高い.奥行きはあんまり変わらないけど結構この違いは大きいです.特に日本家屋に於いては...最近マイクロATXなんて規格が出てきてますが,単に背が低いだけで,幅は変わらない.結局17インチモニタの横にミニタワーを置こうと思うとたいていのパソコンラックにおさまらない...うーむ.たしかに,ATXの良いところは

・マザーボードの交換が楽
・電源の切れかたが格好いい(ユーザーがミスる可能性が低い).
・フルサイズのカードが入れやすい.
・配線が楽.
・メーカー製PCっぽい感じが素敵!

などのメリットがありますが,あくまでも作る側の理屈であってちょっと頂けないと思います.

といいながら実は私はATXがうらやましくてうらやましくて仕方が無いのです.というのは最近"これがCPUなのか?"と鳴り物入りで登場したPen2.これが収まるにはATのミニタワーはほぼ絶望的に思えます.Socket370という救世主も現れはしましたが,これはあくまでも一過性のものであって(メーカーの仕向けた策略であるという話は公然とした事実ですが...),いつまでこの状態が維持できるか気が気ではありません.

たかがケース一つの問題で,ケースなんて安いところに行けば7000円台からある.という人も居るでしょうが,私はATにこだわって行こうと思います.けどATのマザーで組んだ場合とATXのマザーで組んだ場合の差額がケース代を超えたなら,何の迷いもなくATXにすることでしょう.(なんのこっちゃ)

KEN-Z's WEBのトップへ HOME NEXT