怪しいノートに嵌る(その5)

そもそもノートに嵌っている理由が,ナビ用のPCの捜索だったんですが,しばらく冷静さを欠いていました.や,やらねば!

でも,とびっきり怪しいのが欲しい〜.ということでようやっと見つけました.CTXの700G.もうこれで型番がOKなのかどうかも判りません.CTXというのは台湾のモニタが有名な会社(いや,いろいろやっているんですがね).一時私も17インチモニタはこのCTXの製品でしたが,見事中古で購入して3年で息絶えたという経験をもっております.ですからブランドイメージはあまりよくは無いのですが,やっぱりそんな思い入れも怪しさに拍車をかけます.正式にはチュンテックとか言うらしいですけど,私にはそんなことは関係ありません.とにかく怪しい.

で,スペックはと言うと,

・CPU: MediaGXm266MHz(すごいマニアック〜!)
・RAM: 96MB
・HDD2.1GB
・キーボード: 英語キーボード
・CD/FDDあり
・バッテリ寿命補償なし

ちなみにMediaGXmというのは私の思い出深きCyrixのCPUで,当時CPU単体で供給はされず,マザーオンボードのCPUとして世に出されたもの.互換性を殆ど切り捨てて,マルチメディア拡張命令セット,MMXを実行する機能を付加したものでx86互換のCPU機能、メモリ管理機能、グラフィックス機能、サウンド機能、PCIバス管理機能が1つのチップにまとめられているもの.当時やはりその互換性に問題があるのではと懸念されましたが,意外に結構問題なく動いたケースが多かったようです.しかしVGA機能がCPUに含まれており,メインメモリの一部をVRAMとして使うので何かと表示が遅いのではないかとか言われておりました.でも今となってはそんなコンセプトのチップセットも色々出てきてますけどその当時においてチップセットではなくCPUにそんなに機能を持たせるなんて...とっても最先端を走っていた感じで好きだったんです.ちなみにあの高木産業からこの700Gと同じものが売られていたようで,PNU-GX233とかいう型番のものがあります.しかし高木産業も今となってはノートPC事業から撤退したもののパーパスノートのドライバwebなるものがあるのですが,この上からもPNU-GX233は完全にその姿を消しています.何かあったんでしょうか?ますます怪し〜い!

落札して届いた品物はとっても綺麗な一品.VRAMに8MBも割り当てると,BIOS画面に89MBのRAMがカウントアップされます.う〜ん,お茶目!動きはどうでしょう?意外に遅くないです.266MHzというクロックも結構頷けます.PentiumUに比べるとちょっと落ちますが,K6-2の同クロックとは同じかそれより早いか?っていう感じです.多分そこらへんのK6-2ノートはメモリがEDOだからでしょう.こっちはSDRAMですから...TFTも結構綺麗です.12.1ですからそんな目を見張るほどではありませんが,ナビで使うには充分.さて,ナビとしての試運転.ルートを設定してルートナビを動かしてセルを一発!

ぷつっって何よ.あ〜,バッテリ入れてなかった!で,気を取り直してもう一度.あ!このバッテリって容量無保証?ということで,バッテリを分解(良い子は真似をしないように)したものの,基盤がどうやらいかれているようで復旧不能.台湾にメールしてバッテリを取り寄せてもいいんですが,バカ高かったらいやなのでちょっと様子見.バッテリ直結の12Vを車内に別途もってくることも考えましたが,あらぬところで弊害があると困るのでやっぱり様子見.

で,うちのカーナビはしばらくセルを回せないカーナビまたはエンジンをかけてからルートを呼び出すナビになってしまいました(T_T).

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