怪しいノートに嵌る(その8)

今回はSofmapのNA466Cです.実はこのPC,国内であまり見かけないばかりか,どこからOEM供給を受けたかまったく情報がなく困りました.

仕様はこんな感じです.

製品名NA466C
CPU Celeron(466MHz)
チップセット440MX
メモリSDRAM 64MB(増設1ポートあり)
キャッシュ128KB
ビデオ&ビデオメモリ(MAX)NM2160 2MB
HDD3GB
FDD3.5×1(内蔵)
CD-ROM最大24倍速内蔵
拡張スロットTypeU×2またはV×1
解像度12.1in.HPA 800×600(1677万)
重量 3.17s
サイズ308×257×44.7o
外部インターフェイスI/O・ シリアル×1,パラレル×1,USB×1,マウス/キーボード兼用,CRT,IrDA,56Kbps FAXモデム
サウンドCS4299
外部CRT1024×768(6万)
付属品ACアダプタ,バッテリ,ドライバCD
バッテリNiMH

ビデオがNM2160というのだけデータシートにありましたが,これがNeomagicのNM-2160であると気づくのに時間がかかったり,モデムまで認識させるのにすごく苦労したり...でも,結局のところ意外に素直に動いてくれました.ただ,HDDを取り付ける場所があまりにも他のPCと違うようです.HDDを交換するのにCPUのヒートシンクを外さないといけないのです.実は私もどうやってHDDを交換すればよいか非常に迷いました.外側からのアクセスは出来ないようですし,やはりキーボード側かな?という感じだったのです.しかしながらキーボードを外すのがこれまた技巧的.写真でいうところの中央のモニターヒンジカバーをまず外すところから始めないといけません.次にモニターヒンジがストッパーとなっていた本体側の細長いカバーがヒンジのなくなった穴の右側に鎮座しているのを左にスライドさせて取るわけです.これでキーボードの上側の突起は見えるようになるので,外れるかな?と思いきや.外れないんですね〜.というのはキーボードの左右にも突起があってそれがケース側に入り込んでいるのです.ここはキーボードを若干曲げながら引き起こすことでクリア.晴れてキーボードが取り外せるわけです.あ!キーボードを外すのがメインではありませんでしたね.HDDを交換しなくては.というわけでHDDはキーボードの下にあるキートシンクにくっついた板金を外し,その下に始めてお目見えとなります.またここに不安定に3箇所でとめてあるところが憎い!

でもこのモデルHPA液晶である点を除けばかなりいけるモデルだと思います.出た当初はSofmapの最安値PCのような扱いであったようですが,オールインワンである割には重量もあまりなく,キータッチもなかなかなものです.タッチパッドも最近まれに見る扱いのよさ.まあNA466C-TというTFTの13.3インチのモデルもあったようなので,それを入手できていれば私もサブマシンとして結構稼働率高く使っていたかもしれません.でもあんまり怪しくないはずなのにその構造の特殊さから結構な充実感のあったノートではありました.ははは.

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