怪しいノートに嵌る(その7)

で,思わせぶりにメモリの増設に行きます.なぜこんなに思わせぶりかというと,このメモリが相当曲者.Designoteのときは144ピンのDIMMでEDOだったのでとっても高いメモリを購入しなければいけなかったのですが,今回のはなんと72ピンのDIMM.そんなものの存在も知らなかった私は,増設メモリのサブボードを見たときにそのソケットを見て愕然.次にそのメモリのピン数を見て愕然.そして5V専用と書いたシールを見て愕然.もうこれは何?

愕然としているだけでは仕方ないので,その増設方法を探します.すると,どうやらこの5026にはマザーボード上に2つ,増設用のサブボード上に2つの72ピンDIMMソケットがあるようです.そこに最大128MBのメモリを増設することができるようですが,世の中こんなDIMMでしかも32MBのものがそうそう出回っていないのが現状です.

ヤフオクで探すも,16MBが精一杯.で,それを全部足しても64MBが増設の上限になるわけです.しかたなく16x2=32MBのメモリを探します.現状48MBのメモリなので,8x2+16x2=48MBと想像して,16MBを2枚で16MBのアップを目指したのです.果たしてどうやら144pinのEDOの時よりも容量単価で1.5倍程度かかりましたが,何とか入手できました.

送られてきたメモリは間違いなく5Vの72PINのDIMMなおかつEDOです.で,キーボード右手前にある早速増設ボードの蓋をはずし(CD-ROMを抜いてからですが),ボードを取り出します.想像があたっていれば,これが8MBのメモリのはず.そうすれば苦もなくメモリの増設が可能なのです.両側に載っているメモリをはずし,新しいメモリを付けます.蓋を戻し,CD-ROMを付け,電源ON.

しか〜し!メモリのカウントアップは48MBでとまってしまいます.その後普通に立ち上がるのですが,これじゃあ目論見と違う.あれ?ということで,メモリの接触不良を疑いますが,どうやら接触は問題ない.メモリがもしかしたら一枚死んでいるのでは?と思い,今度はメモリを抜いてみると,なんと16MB!?増設ボードには32MBがもともと載っていたということか?そうするとメインボード上のメモリを入れ替えなければいけない.う〜ん,面倒くさい.というのはこの5026はメインボードのキーボード側(表側)へのアクセスが極めて面倒くさいのです.裏側のねじを殆どはずし,メインボード上のカード類をすべて抜いて初めてメインボードの表側にアクセスできるのです.

でも,ためらっているわけにはいかないのです.早速ばらし始めます.裏側のねじをはずし,後ろ側のねじもはずし,裏蓋をはずします.CPUファン,モデム,VIDEOの拡張カードや正体不明のボードをはずし,マザーを止めているネジも全部はずします.そしてようやっとマザーが外れました.

裏には?あれ?ソケットは二つあるけどメモリが一枚しかない?うーん,どうやら16MBとあったのは8MBが2枚ではなく16MBが一枚だったのでした.そうか〜DIMMだからPentiumでも1枚単位で増設できるのね?そんなんだったら16MBを2枚ではなく1枚だけ買えばよかった.ちょっとショック.

で,このもともとついていたものを外して,新たに2枚付けて,またマザーを戻します.すべてのネジを戻し,さて起動!

こんどは無事64MBとして認識してくれているようです.あ〜よかった〜.で,Win98でもそんなにストレスを感じる事がなくなりました.まあ,あんまり重い作業をしないという前提であれば,MMX233と64MBのRAMというのは今でも職場では数台残っている組み合わせでもありますし(←ちょっと環境悪いな〜).で,今回Sharpのマシンをいじるのと同じ感覚で,怪しいノートをいじってみたのでした.ははは.

ちなみに2002年12月現在
MITACのWEB:http://www.mitac.com/
ジャンパ設定ftp:ftp://203.66.161.4/pub/5026/jumper/5026.txt
です.Sharpのほうはこんなところで紹介しなくっても見つかるでしょう.またはすぐに正式ユーザー以外アクセスできなくなっちゃうかも?ははは.

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